【あきらめが大事!?】伝わる人が実践していること4選と面倒な人への対処法

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こんにちは、凡才です。

相手に何かを伝えようと思ったとき、

社内のあの人が言うとうまく伝わるのに、自分が言うと伝わらない…

何が違うの?

こっちは伝えようとしているのに、相手に否定ばっかりされます

のような悩みに直面したことはありませんか?

伝え方のテクニックは以前の記事で紹介しましたが、

実践の段階でぶつかると予想されるこのような悩みを解決するヒントを紹介します。

この記事を読むと
  • 上手く伝えられる人がどんなことを意識して行動しているのかがわかる
  • 伝えるのが面倒な人のタイプと対処法がわかる

参考書は以下です。

伝わる人が実践していること4選

伝えるのが上手な人が実践しているのは、以下の4つです。

伝わる人が実践していること4選
  1. ムダな努力をしない
  2. やさしさを武器にしている
  3. 不機嫌は伝わらない原因と理解している
  4. 言わなくても分かるはずと思わない

順番に解説していきます。

ムダな努力をしない

ここまでの記事で伝え方についていろいろと紹介してきましたが、

大前提として人に「伝える」「わかる」のは難しいことです。

たとえば「さわやかな朝」と聞いて、ちょっと肌寒い山間部の朝を想像する人もいるでしょうし、

喧騒がない都市部の朝を想像する人もいるでしょう。

10人いれば10通りの伝わり方があるのです。これを脳のバイアスと呼びます。

このような脳のバイアスがあるから伝えるのは難しいし、

伝わったとしても「ざっくり伝わった」くらいで考えておくのが無難です。

伝えるのが上手い人はこのあたりをよく理解していて、伝えることを「あきらめ」ようとします。

伝え方を知りたいのに諦めるしかないの?

と思われるかもしれませんが、ここでいう「あきらめ」とは2つの意味を持ちます。

  • 諦める:断念する、執着しないこと
  • 明らめる:物事を明らかにすること

つまり、伝えるのが上手い人は

すべてを完璧に伝えることに執着せず、「なぜ伝わらないか」を明らかにしようとする

ということです。

やさしさを武器にしている

相手になかなか伝わらずにイライラしてしまうことはありませんか?

ただ、恐ろしいことに伝えたいことはなかなか伝わらないのに、

イライラはすぐに相手に伝わってしまいます。

確かに、それも経験あるかも

イライラが相手に伝わると、相手もイライラしたり怖がってビクビクしたりして、

ただでさえ難しい「伝える」ことがさらに難しくなります。

もちろん、人間なのでイライラしてしまうことがあるのもしょうがないことです。

イラっとしてしまった時こそ「優しい人になろう」と自分に言い聞かせてみましょう。

これを意識するだけでも相手への伝わり方は変わります。

不機嫌は伝わらない原因と理解している

当たり前のことですが、誰でも不機嫌な人とは話したくありません。

不機嫌な人と話すと自分も不機嫌になりますし、感情の変化の方に意識がいき、

話の内容はほとんど入ってきません。

凡才
凡才

学生時代の不機嫌な先生

社会人になってからの不機嫌な上司

を思い浮かべてもらえれば感じていただけると思います。

伝えるのが上手い人は不機嫌な状態で相手に伝えようとすることはありません。

もちろんイラっとしたり怒りが湧いたりすることはありますが、

うまく感情を鎮めてから相手に伝えます。

では、不機嫌な感情を抑えるにはどうすればいいか。

精神科医の和田秀樹氏によると、怒りを鎮めるポイントは

まず「自分はいま不機嫌な感情が湧いている」ことを客観的に認識することとのことです。

出典:ヒデキワダドットコム

さらに、「怒りの感情は持続しない」といわれているので、

イラっとしたら「ちょっと待ってて」と時間をもらい、

水やお茶を飲む、深呼吸するなどして間を空けると冷静になれます。

怒りの感情のコントロールについてはアンガーマネジメントの書籍が参考になります。

言わなくても分かるはずと思わない

令和2年度の司法統計によると、夫婦が離婚する原因として最も多く挙げられるのは

男女ともに「性格が合わない」だそうです。

一方で、結婚の種類としてはかつて主流だったお見合い結婚は減り、恋愛結婚が8割を超えています。

出典:特-36 恋愛結婚・見合い結婚の割合推移(男女共同参画局)

恋愛結婚が主流の昨今、お互いの性格もそれなりに知ってから結婚しているはずですが、

「性格の不一致」で離婚する人が多いのは不思議に感じませんか?

このような現象の背景にあると考えられるのが

「自分が言わなくても相手は分かっているはず」という感情です。

  • 日ごろ相手に感謝していることは言わなくても伝わっているはずだ
  • 愛していることは分かっているはずだ

のような「伝えない」ことによる不満の積み重ねが、

ある日爆発して離婚に至ることが多々あるようです(離婚経験ある人から聞きました)。

これは何も夫婦関係だけに言えることではなく、

職場で「報・連・相」が大事といわれるのもこのためです。

伝えるのが上手い人は、「言わなくても分かる」とは考えず、

伝えたいことは口に出して、こまめに相手に伝えています。

伝えるのが面倒な人への対処法

ここまで紹介してきた伝え方を実践していきたいところですが、

世の中には伝えるのが面倒なタイプの人もいます。

そんな伝えるのが面倒な人のタイプとそれぞれの対処法を紹介します。

伝えるのが面倒な人のタイプ
  • すぐ否定する人
  • 話が通じない人
  • 重箱の隅をつつく人
  • 話が広がらない人
凡才
凡才

ここでの目的は、上のようなタイプの人をこき下ろすことではなく、

対処法を知って自分の心を守れるようにしよう!です

お悩みの方の参考になれば幸いです

すぐ否定する人

あなたの周りにも「なんでも否定する人」いませんか?

こういう企画考えました!

それは難しいんじゃない?

今度の食事会のお店の候補考えました!

どこもパッとしないな…

のように、代案を出すわけでもなく、

ただただ否定だけしてくる人、いますよね。

こういう人がなんでも否定するのは、

相手を下げて自分の自己肯定感を高めたい気持ちが心理的背景にあることが多いです。

対策としては、話を細かいところではなく、

「目的・ゴール」などの広いところにもっていくことです。

前述の例でいくと、

こういう企画考えました!

それは難しいんじゃない?

なんとか施設の来場者を増やしたいので企画を考えてみたのですが、

その方針自体はどう思われますか?

のような感じです。

とにかく否定する人とは細かい話題を避けて、

ゴールを意識した広い話題に変えるのがおすすめです。

話が通じない人

残念ですが、どれだけ言葉を尽くしても

伝え方を工夫しても「話が通じない人」というのも存在します。

例えば理不尽な要求をぶつけるクレーマーや

そもそも常識が欠如している人などです。

立場上どうしてもかかわらなければならない場合を除いて、

そのような人とは距離を置くのが最善です。

立場上どうしてもかかわらなければならない場合も、

「相手に伝えるのは難しい」という原則に立ち返って、

相手の言動で自分の心を乱さないように心がけましょう。

あなたの言葉が向こうに届かない以上、

あなたも相手の言葉を正面から受け止める必要はありませんから。

重箱の隅をつつく人

会議の場などで本筋には影響しないような些細なことを指摘してくる人がいます。

例えば、

こういう企画考えました!

そんな規模のイベントができる会場押さえるの

金かかりそうじゃない?

のように「企画内容のアイデア出し」の会議で

企画内容をすっ飛ばして費用に関する質問をするタイプの人です。

こういう人がいるとしばしば議題が本筋から逸れて時間ばかり浪費することになるので、

周りの人も困りますね。

対策としてはズバリ「相手を話題に入れないこと」!

ご指摘ありがとうございます

今日の議題が「企画内容のアイデア出し」だったので、

細かい部分はまだ詰められていない部分があります

企画内容が固まり次第、ご指摘の部分にとりかかろうと思います

貴重なご意見ありがとうございます

といった感じで、波風立てないようにして、

さらっとかわしてしまいましょう。

とにかく避けるべきは話が本筋から外れることなので、

ゴールをしっかり認識して余計なエネルギーは使わないようにしましょう。

会議の進め方については、ファシリテーションの記事も参考になると思います。

話が広がらない人

主に雑談しようとする場面で直面する人だと思います。

最近暖かくなってきましたね

そうですね

暖かくなると何か新しいこと始めたい気分になりませんか?

いえ、時間がないので特には…

僕は朝のランニング始めたんですよ!

そうなんですね

のように1問1答になってしまう人です。

このように話が広がらないのには色々な原因が考えられます。

話が広がらない原因
  1. 話すのが苦手
  2. こちらに興味がない、もしくは良い感情をもたれていない
  3. 機嫌が悪い
  4. こちらの質問が下手で話す気にならない
  5. 忙しくて早く話を終わらせたい

このうち、解決すべきは2~4の原因です。

1,5は相手都合でこちらにはどうしようもないのですが、

2~4はこちらの話し方次第で流れを変えることもできるからです。

対策としては、以前紹介した「拡張話法」の記事が参考になると思います。

まとめ

今回は、「伝えるのが上手い人が実践していること」と

「伝えるのが面倒な人への対処法」を紹介しました。

伝わる人が実践していること4選
  1. ムダな努力をしない
  2. やさしさを武器にしている
  3. 不機嫌は伝わらない原因と理解している
  4. 言わなくても分かるはずと思わない
面倒な人への対処法
  • すぐ否定する人
  • 話が通じない人
  • 重箱の隅をつつく人
  • 話が広がらない人

これで伝えられる人になれる!…かな?

凡才
凡才

あとは実践あるのみです

少しでも踏み出すきっかけになれれば嬉しいです

以上、凡才でした。

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