こんにちは、凡才です。
気軽に読める寓話を通して、人生を豊かに生きるヒントを考えるシリーズです。
今回は「ごましお頭と2人の恋人」というお話です。
- 2つのものの間で揺れ動いている人
- いまの環境が自分に不釣り合いだと感じている人

あくまで寓話ではありますが、
男性には身に染みて響く話…かも
ぜひ最後までお付き合いください。
参考書は以下です。
あらすじ

早速あらすじを見ていきましょう!
あるところに、ごましお頭(黒髪に白髪がまじった頭)の男がいました。
そして、この男には2人の恋人がいました。
1人は男より年上の女性で、もう1人は男より若い女性でした。
- 年上の女は自分よりも若い男に近づくことを恥ずかしく感じていたため、男に会うたびに頭の黒い髪だけを抜いていきました
- 若い女の方は年上の恋人がいることを隠そうとして、男と会うたびに頭の白髪だけを抜いていきました
こうして2人の女性の間を行き来するうちに、男の髪はどんどん抜かれていき、
最後にはハゲ頭になってしまいましたとさ。
万事において「不釣り合いはケガのもと」ということですね。
寓話「ごましお頭と2人の恋人」の教訓
さて、今回のお話から学べる教訓は何でしょうか。
1つはあらすじの中に書かれていますね。
- 不釣り合いはケガのもと
プラスして、私が感じた教訓は以下です。
- 浮ついた心ではいつか痛い目をみる
順番に見ていきましょう。
不釣り合いはケガのもと

このお話は「イソップ物語」という寓話集に収録されているもので、
そのイソップ物語に書かれている教訓がこれです。
ここでの「不釣り合い」とは、
- 自分よりも年上の女性と付き合うこと
- 自分よりも若い女性と付き合うこと
を指しています。
しかし、ここで思ったのではないでしょうか。

いやいや、近頃だと歳の差婚もさほど珍しくないんだし、
別に年齢は釣り合いの条件にならなくない?

はい、まったくもっておっしゃる通りです
なにぶんイソップ物語の成立は紀元前にまでさかのぼる話なので、
今の価値観に合わない部分もありますね
そこで、「不釣り合い」をこんな場合に当てはめてみてはいかがでしょう。
- 自分と相手との「価値観の相違」
- 自分の能力と仕事で求められる「能力の不釣り合い」
いかに年齢が不釣り合いの条件にはならなくなっても、
価値観だけは避けては通れない要素の1つでしょう。
たとえば、
- きれい好きな妻と、多少の汚れは気にならない夫
- 倹約家の彼氏とショッピング好きの彼女
のような不釣り合いの状態では、いつかどちらかが爆発して関係がこじれてしまいます。
性格の不一致は、夫婦の離婚原因で常に上位にランクインするほど大切な要素なのです。
また、仕事の場面に当てはめてみても、
求められる能力と自分の力量にあまりにも差があると、
社内でのあなたの評価は芳しくないでしょう。
このように、「いまの自分」に対してあまりにも不釣り合いな状態は、
不利益のもとになりうるということです。
浮ついた心ではいつか痛い目をみる

こちらはもっと根本的な教訓で、
「そもそも浮気しちゃダメよ」ということです。
世界的にも歴史的にも、男性が社会的に優位な立場にあった時間が長いので、
いまだに一夫多妻を認めている地域や「女遊びは芸の肥やし」なんていわれる世界もあるようです。
しかし、個人的には浮気してしまうような心では「いつか痛い目を見る」と思っています。
「バレなきゃ問題ない」と思っているそこのあなた、ムリです絶対バレます。
ウソを隠すためにはウソを重ねる必要があるので、必ずどこかで矛盾やほころびが出てくるものです。
今回のお話のごましお頭の男も、恋人がどちらか1人の女性だったなら、
髪が減りはしたものの髪色が一色になる程度で済んでいたのです。
信頼を失うことにもなるので、ホント浮気はやめましょうね。
まとめ
今回は、寓話「ごましお頭と2人の恋人」のあらすじとそこから学べる教訓を紹介しました。
年上と年下の2人の恋人がいたごましお頭の男は、髪を2人から抜かれ続けてハゲ頭になってしまいました
- 不釣り合いはケガのもと
- 浮ついた心ではいつか痛い目を見る

疑われるようなことは控えておこう…

それが賢明です!
以上、凡才でした。
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