こんにちは、凡才です。
前回は「やるべきことを後回しにしない技術」第1弾として、成果の出し方について紹介しました。
同じぐらいの能力の人でも、実行できるかできないかが、
成果を出せるかの大きな分かれ道であるとお伝えしました。
そして第2回となる今回から、いよいよ「後回しにしない」ための具体的方法に入っていきます。
今回は、「逆算スケジューリング」について紹介します。

将来叶えたい夢があるけど、実現できるかな…

とにかく毎日頑張っていれば、目標は達成できるよね?
という方に役立つ記事です。ぜひ最後までお読みください。
引き続き参考書は、「後回しにしない技術」です。
目標を達成するには「逆算スケジューリング」

初めに結論です。
目標の達成に必要なことを後回しにしないためには、「逆算スケジューリング」が有効
です。

いきなり出てきたけど、逆算スケジューリングって何?

逆算じゃないスケジューリングもあるの?
と様々疑問が浮かぶと思いますので、詳しく説明していきます。
スケジューリング方法はこの2種類
スケジューリング、つまり計画を立てる手順には基本的に2種類の方法があります。
- 順行スケジューリング(Forward Scheduling):現在を起点に計算して目標達成の時期を推定する
- 逆算スケジューリング(Backward Scheduling):目標達成時期、つまり未来を起点に逆算して今すぐすべきことを選択する
そして、目標を達成できる人、やるべきことを実行できる人は「逆算スケジューリング」をしています。
これはビジネスの場面などで考えてもらうとイメージしやすいと思います。
例えば、納期が1年後の仕事を受けたAさんとBさんで考えてみましょう。
Aさん(順行スケジューリング)
「今月は他の仕事で忙しいし、来月から始めれば大丈夫」を何度も繰り返し、スタートが遅れる。いざやる気を出して仕事にとりかかろうとしても他の仕事が重なって思うように進まない。残業や徹夜で取り組んでも、突発的なトラブルが発生する。
Bさん(逆算スケジューリング)
納期を基準に逆算して、残り時間を常に意識しながら今すべきことに集中する。他の仕事が重なって忙しくても、「最低限ここまでは終わらせておく」という目標が明確なので、すきま時間でも確実に進められる。
いかがでしょうか、どちらが高い成果をあげられそうでしょうか。
明らかに後者ですね。
このように成功する人は、常に未来の時点から現在を判断しています。
一方で失敗する人のほとんどは、「頑張ればなんとかなる」と言って手当たり次第に仕事をします。
目標のために「やるべきこと」が明確でないので、すべての仕事が重要に思えて、
急な仕事が入るとすぐに脇道にそれてしまいます。
しかし、目標達成を基準にして逆方向から現在を見れば、選択の幅はぐっと狭まります。

ゴールを意識できていると、重要度の低い選択肢に惑わされなくなります!
だからこそ、「やるべきこと」を後回しにしないためには逆算スケジューリングが有効なのです。
それぞれのメリット・デメリット
順行スケジューリングに必要となる「積み上げ思考」と、
逆算スケジューリングに必要となる「逆算思考」には、それぞれメリット・デメリットがあります。

どちらが良い・悪いということではなく、状況によって使い分けるものですが、
目標達成という場面に関しては逆算思考が適していると言えます。
逆算スケジューリングの3ステップ

逆算スケジューリングを実行するには、以下の3ステップを踏みます。
- 達成したい目標と最終的な期限を、はっきりと決める
- 目標を達成するプロセスでの小目標と期限を決める
- 目標に関係する最初の仕事を選んで、直ちに実行する
この中で特に意識していただきたいのが、最初のステップです。
達成したい目標と期限を「はっきりと」決めてください。
「仕事で活かせるように、いつかは英語の勉強しようと思ってます」
「今の職場でスキル身につけたら転職します」
のような、到達点と期限がはっきりとしない目標は、ほぼ達成できないと思ってください。
あるべき姿とタイムスケールが思い描けないことには、具体的なアクションに落とし込みようがないからです。
「1年後にTOEIC800点を達成する」
「今年中にオリジナルのホームページを1つデザインする」
のように、目標と期限を「はっきりと」決め、そこから逆算していきましょう。

私の目標は、「1年後にブログ収益を1万円出す」ことです
また、目標が決まった後に具体的アクションに落とし込む必要がありますが、
その際にアイデアを広げるのに以前紹介した「マンダラート法」が役立ちます。
大谷翔平選手も活用していた方法です。
また、「ロジカルシンキング」も有効です。
別記事で紹介していますので、参考にしてください。
まとめ
今回は、目標達成のために「やるべきこと」を後回しにしない技術として、
「逆算スケジューリング」を紹介しました。
- 順行スケジューリング(Forward Scheduling):現在を起点に計算して目標達成の時期を推定する
- 逆算スケジューリング(Backward Scheduling):目標達成時期、つまり未来を起点に逆算して今すぐすべきことを選択する
<逆算スケジューリングの3ステップ>
- 達成したい目標と最終的な期限を、はっきりと決める
- 目標を達成するプロセスでの小目標と期限を決める
- 目標に関係する最初の仕事を選んで、直ちに実行する
この方法は、キャリア管理やビジネスの場面だけでなく、
健康管理や人間関係など、様々な場面で活用することができます。

目標達成のために、明日すべきことは何ですか?
逆算スケジューリングで具体的なアクションに落とし込みましょう!
以上、凡才でした。
よろしければ次の記事もご覧ください。
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