こんにちは、凡才です。
前回は、資産形成術第3弾として「つみたてNISA」について紹介しました。
つみたてNISAのメリットや、おすすめの金融機関などをイメージしていただけたのではないでしょうか。
さて、ここまでの記事でも何度か登場した「楽天ポイント」ですが、
なじみがない方からすると、ピンとこないものかもしれません。
そこで今回は、「楽天経済圏」を使って楽天ポイントでお得に暮らすワザを紹介します。

そもそも楽天ポイントって何?

どうやったら貯められるの?
という方に役立つ記事です。ぜひ最後までお読みください。
引き続き参考書は、「これだけやれば大丈夫!お金の不安がなくなる資産形成1年生」です。
楽天ポイントと楽天経済圏

楽天ポイント
楽天ポイントとは、楽天が運営しているポイント制度のことです。
支払金額に応じてポイントがたまり、貯まったポイントは買い物はもちろん、
楽天グループの各サービスで1ポイント=\1として利用できます。
うまく使えば月に数千~1万ポイント貯めることもでき、
近年話題の「ポイ活」としても人気が高いです。
しかもポイントの中には、貯めるために余計なコストや労力がかかるものもある中で、
楽天ポイントは「普段の生活の延長で自然に貯められる」ことが大きな魅力です。
楽天経済圏
これまでの記事で紹介してきた「楽天銀行」や「楽天証券」もそうですが、
楽天グループには様々なサービスがあり、それぞれで楽天ポイント獲得の条件を決めています。
以下の表は代表的なものです。
サービス名 | サービス内容 | ポイント獲得要件 |
楽天カード | クレジットカード | 利用額100円で1ポイント |
楽天市場 | 通販サイト | 1%還元 |
楽天銀行 | ネット銀行 | 取引ごとにポイント還元 |
楽天証券 | ネット証券 | 楽天カード決済で1%還元 |
楽天ペイ | スマホ決済 | 最大1.5%還元 |
楽天モバイル | 携帯キャリア | 利用額の1%還元 |
楽天ふるさと納税 | ふるさと納税 | 楽天市場と同様 |
このような、「楽天ポイント」も積極的に取り入れながらやりくりできるサービスの総称を、
「楽天経済圏」と呼びます。
豊富なサービスの中から、無理のない範囲で使えるものを選んで、
ポイントをためていくことができます。
そして楽天グループのサービスを使って貯めた「楽天ポイント」を、
楽天グループのサービスの支払いに使う、という無駄のないサイクルができるので、
現金をなるべく使わずに支払いができ、資産形成の後押しにもなります。

もらえたポイントを、支払いの足しにするということができる仕組みを「経済圏」と言います。
楽天以外にも「au経済圏」「Paypay経済圏」などが有名です。
楽天経済圏の入場券「楽天カード」


楽天経済圏を使っていきたいけど、何から始めるべき?
という方は、まず「楽天カード」に申し込みましょう。
「楽天経済圏への入場券」ともいえるほど、楽天ポイントをためるには欠かせないアイテムです。
楽天カードには主に以下のような4つのメリットがあります。
- 年会費永年無料
- 利用額の1%がポイント還元
- 楽天グループの支払いで還元率UP
- 楽天Edy機能
年会費永年無料
クレジットカードの中には、
年会費が必要なものや前月の決済金額などの条件付きで年会費無料のものなどもある中で、
楽天カード(一般カード)は無条件で「年会費永年無料」です。
それどころかキャンペーン期間中には、
新規申し込みで「5000~8000ポイント」もの楽天ポイントがもらえてしまいます。
何ならカード申し込みで小遣いをもらえるイメージです。
もちろん年会費だけでなく、カード新規申し込みにかかる手数料などもありませんので、
「楽天ポイント」関係なく、クレジットカードを1枚持っておきたいという方にもおすすめです。
利用額の1%がポイント還元
楽天カードで決済をすると、利用金額の1%が楽天ポイントとして還元されます。
つまり100円で1ポイントです。
巷にあふれる他のポイントと比べると、この還元率は高めです。
(0.5%還元、つまり200円で1ポイントぐらいのものが多い)
とはいえ、「ポイント目当てに不要な出費は避けたい」という方も多いと思います。
そこでおすすめなのが、通信料やガソリン代などの固定費の支払いに楽天カードを使うことです。
必要な出費の中で楽天ポイントを無理なく貯めることができます。
(※公共料金や税金の支払いは0.2%還元、つまり500円で1ポイントなので注意が必要)
楽天グループの支払いで還元率UP
楽天カードを使うと、
- 楽天市場の支払い時に+2%
- 楽天トラベルの支払い時は+1%
など、楽天グループの支払い時に還元率がUPするものがあります。
そのため、楽天経済圏でお得に楽天ポイントをやりくりするために、
楽天カードは必須のアイテムなのです。
楽天Edy機能
楽天Edyは、事前にチャージした金額だけ使えるプリペイド型の電子マネーで、
街の飲食店・コンビニなどで利用できます。
200円で1ポイント、0.5%の還元があります。
さらに、楽天カードから楽天Edyにチャージすると、
チャージ金額の0.5%がポイント還元されるので合計で1%の還元になります。
また、飲食店やコンビニなどで支払い時に楽天カードを提示すると、
0.5~1%のポイント還元がある店舗もあり、
この支払いを楽天カードや楽天Edyで済ませると「ポイントの二重取り」も可能です。
例えば、「楽天カードの提示」で1%のポイント還元がある店なら、
「楽天カード決済」による1%還元と合わせて2%の還元が狙えるのです。
このように、楽天ポイントを上手にやりくりするうえで、
楽天カードはまさになくてはならない必携のカードなのです。

楽天銀行・楽天証券・楽天市場でも活用する
これまでの記事で紹介した「楽天銀行」「楽天証券」も、
楽天カードとあわせて使うことで楽天ポイントが貯まりやすくなります。
<楽天銀行>
楽天カードの引き落とし先を楽天銀行に指定することで、会員ランクに応じて最大月9ポイントもらえます。
さらに楽天市場での買い物時、ポイント倍率が+1倍(+1%)になります。
楽天銀行をメイン口座として利用するなら、楽天カードの引き落とし先として使うのがおすすめです。
<楽天証券>
楽天カードのクレジット決済で投資信託を積立すると、月5万円まで積立額の1%がポイント還元されます。
つまり、毎月最大500ポイントもらえるということです。
ただしポイント目的での積立増額はおすすめできません。
投資はあくまで生活に支障をきたさない範囲で考えましょう。
さらに、「楽天市場」での買い物の際も、
以下のようなテクニックでポイントをためやすくできます。
- 5と0がつく日に買い物をする
- SPUの倍率をあげておく
- お買い物マラソン期間にまとめ買い
5と0がつく日に買い物をする
毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日に、楽天市場のホームページからエントリーして、
楽天カードで買い物すると、還元率が+2%になるキャンペーンです。
毎回、買い物前に忘れずにエントリーする必要があるものの、
ボタンをクリックするだけの手間で還元率が上げられる嬉しい仕組みです。
SPUの倍率をあげておく
SPUとは、「スーパーポイントアッププログラム」のことです。
楽天グループのサービス利用で条件を達成していくと、その月に楽天市場の買い物でもらえるポイント倍率を、
最大15倍程度まで上げることができます。
SPUの達成条件としては例えば以下のようなものがあります。
- 楽天カード利用 +1倍
- 楽天銀行で楽天カード引き落とし +1倍
- 楽天証券で楽天ポイントを使って月500円以上購入&対象コース設定 +1倍
- 楽天市場のスマホアプリ経由で買い物する +0.5倍
- 楽天モバイルの対象プラン契約 +1倍
- 楽天ひかりの対象プラン契約 +1倍 etc…
これもすべてを達成しようとすると、余分な出費になるので、
自分が普段から利用している楽天サービスで条件達成を考えれば充分です。
お買い物マラソン期間にまとめ買い

楽天市場では、ほぼ毎月「お買い物マラソン」というキャンペーンを行っています。
これは、ホームページでエントリーした後、1,000円以上の買い物をしたショップ数(出品業者数)に応じて、
最大+9倍までポイント倍率をあげられるものです。
たとえば、2ショップで購入すれば+1倍
3ショップで購入すれば+2倍…
といった感じで最大10ショップ+9倍まで上げられます。
さらに、先ほど紹介した5と0がつく日のキャンペーンも併用可能なので、
楽天市場で買い物をするなら、とりあえず買い物かごに入れておいて、
「お買い物マラソン期間中の5か0がつく日にまとめ買い」すれば、
高い効率で楽天ポイントを貯められます。
「ポイントは貯めたいけど、そんなにたくさん買うものないよ…」
という方におすすめの方法が、
- 日用品を買う
- ふるさと納税をする
というものです。
ティッシュや洗剤など、いずれ必ず使う日用品を買っておけば、
無駄遣いにならないしいざというときのストックにもなります。
また、お米やミネラルウォーターのまとめ買いなど、
重量がある商品も、自宅まで届けてくれるので利用する価値があります。
さらに人気なのが、「ふるさと納税」を活用すること。
「ふるさと納税」について詳しくは次回の記事で紹介しますが、
楽天ふるさと納税を使えば、ふるさと納税もお買い物マラソンに反映できます。
ポイントが貯まって返礼品ももらえるという嬉しい制度なので、
利用を検討している方はお買い物マラソン期間を狙っていくのがおすすめです。

ただし、ポイント欲しさに不要な買い物をするのには要注意です
以上のように、「楽天銀行」「楽天証券」「楽天市場」を楽天カードと合わせるだけで、
かなりポイントを貯めやすくなります。
どれも無理をしてまで使う必要はないので、
日常の使用範囲の中でポイ活を楽しみましょう。
まとめ
今回は、資産形成術第4弾として、「楽天経済圏」について紹介しました。
楽天ポイントでやりくりできる楽天グループサービスを「楽天経済圏」という
さらに、楽天経済圏に欠かせないアイテムである「楽天カード」の有用性についても紹介しました。
「楽天銀行」「楽天証券」「楽天市場」などと併せて使うと、高効率でポイントを貯められる
楽天カードは、申し込みはもちろん持っていてもお金は一切かからないので、
楽天ポイントに関係なくクレジットカードとしてもおすすめできます。

さっそく楽天カードに申し込んでみようかな!

スマホでも簡単につくれるので、気になった方はチェックしてみてください

以上、凡才でした。
よろしければ次の記事もご覧ください。
コメント