こんにちは、凡才です。
前回は「繊細な人がのびのび働ける技術」について紹介しました。
どうすれば自分らしく仕事できるかをイメージしていただけたのではないでしょうか。
今回は繊細な人の素敵な力と、それを活かす技術を紹介します。

自分の繊細さが好きになれません

繊細さとどう向き合っていけばいいか分かりません
という方に役立つ記事です。ぜひ最後までお読みください。
引き続き参考書は、「『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる 『繊細さん』の本」です。
本記事では、参考書にならって「繊細な人」を親しみを込めて「繊細さん」と表記します。
繊細さんがもつ5つの力
繊細さんには、共通して持っている5つの強みがあります。
- 感じる力
- 考える力
- 味わう力
- 良心の力
- 直感の力
どの力が強いかは個人差がありますが、まずはこれらの力を活かしていきましょう。
感じる力

人間関係・仕事・日常生活、あらゆる面で些細なことでも深く「感じ」て「楽しむ」ことができます。
そして、この「感じる力」があるため、繊細さんは「聞き上手」であることが多いです。
相手の言葉に共感し、尊重することができるので、
話す方は安心して話せるし、受け止めてもらえたと感じられるのです。
以前「話し方」の記事でお伝えした「拡張話法」を無意識に実践できている方もおられます。
また、仕事ではミスに気づいたり問題を察知したりという形で発揮できます。
例えば、資料の誤字脱字などに素早く気づけるなどです。
さらに日常生活では、小さなことに気づいて楽しむことができます。
ちょっとしたこだわりや遊び心など、人が込めた思いを上手に受け取ることができるのです。

例えばお店の飾りつけの変化で季節を感じたり、語呂合わせやシャレに気づいて微笑むなど、
多くの人がスルーしてしまうことでも、深く楽しむことができます。
日常にあるささいな喜びを受け止めて味わうことができるのです。
考える力

深く考えられるのも大きな長所です。
他の人が当たり前と思っていることにも疑問を抱き、想像を広げて考えることができます。
そして独自の視点で改善策を考え出すこともできます。
たとえば、
「なんでこの書類2枚に分けてるんだろう」と疑問に感じ、関係者に確認したらただ昔の書式を使い続けていただけだったので、1枚にまとめて手間を減らした
「この作家さんの感性はどうやって育まれたのだろう」と人物の略歴や出身地などについて調べてみる。
のように、興味を持ったことを奥深くまで突き詰めて楽しむことができます。
味わう力

「いいもの」に触れて深く味わうのは、繊細さんの大きな力です。
- 自分で作った料理がおいしくできたことに幸せを感じる
- 帰宅途中に見た夕焼けがきれいで、立ち止まって見つめる
などです。
心で感じるだけではなく、絵、写真、文章などで、自分が感じたものを表現する繊細さんも多いです。
「いいもの」を深く味わって濃縮した繊細さんの感性は、多くの人の心に響きます。
味わう力が強い繊細さんは、怖がらずに自分が感じたことを表現してみてください。
良心の力

繊細さんは、礼儀正しく思いやりがあって良心的です。
「親切な人だ」と周りにもわかるので、頼りにされることも多いです。
また、
「自分が納得できること」と「相手に誠実であること」が両立できたとき、繊細さんは仕事で大きな力を発揮できます。
例えば、営業で尋ねたお客さんの困りごとに、自社の製品が最適だと自信をもってプレゼンできるとき。
さらに、アフターサービスをきめ細かく行うことで評判が広まり、自分で売り込まなくても高額商品が売れていく、といった感じです。
自分が信じることに正面から向き合い、自分と相手どちらにもWin-Winの結果を出せるのです。
直感の力

繊細さんは直感にも優れた人が多いです。
一目見た瞬間に、「何かが違う」と感じることができると言います。
他の人が気づかない間違いを一発で見つけるなど、これは仕事で大いに役立つ力です。
また、「自分に合うもの」を見つけるときにも役立ちます。
- 「この本面白そう」
- 「ここの店の味好きそう」
などのような感じです。
論理的思考の結果と比べるとどうしても、直感の信ぴょう性は低く見られがちですが、
ときには自分の直感の力を信じてみましょう。
以上が、繊細さんの強みとなる5つの力です。
繊細さんが自分を活かすためには、この5つの強みを上手に使う必要があります。
繊細さんの強みを活かすには
繊細さんの強みを上手く活かす方法は以下の2つです。
- 自分自身の強みを掛け合わせる
- 心も体も自由にしておく
自分自身の強みを掛け合わせる

繊細さんの強みは、単体でももちろんですが、自分の強みと組み合わさるとさらに強力です。
例えば、
料理が得意(自分自身の強み)な介護士さんが、訪問先のお宅のお年寄りとの会話から「あっさりした味付けの魚料理が食べたいんだな」とニーズを感じ取り(繊細さんの強み)、要望に沿った料理を提供する
といった感じです。
5つの強みを持つ繊細さんならではの立ち回りができると思います。
自分自身のどの強みと合わせられるか、を意識してみてください。
心も体も自由にしておく

繊細さんの強みの根幹となるのは「心と体」です。
そのため、この強みを存分に活かすには、
自由に感じられる、自分を抑え込まなくていい安心できる環境にいることが大切です。

誰しもストレスフルな状況では、実力を発揮できませんよね
もし、ストレスを感じるような状況に陥って感覚が鈍っているときは、
好きな飲み物で一息ついたり、空を眺めてみたりして、心と体をゆるめましょう。
心も体ものびのびと自由になると、繊細な力を発揮しやすくなります。
繊細さんの強みを生かせる仕事

ここからは、具体的にどんな仕事が繊細さんに向いているのか、
例をいくつか紹介していきます。
直感の力を活かせる仕事
- 品質検査業務
- プログラマー
- 経理処理
- データ入力・校正
「ここなんかおかしい」「これは大丈夫」のような、
直感の力を活かせる仕事の一例です。
また、繊細さんは真面目にコツコツと取り組める方も多いので、
そのような真面目さを活かせる仕事でもあります。
感じる力、良心の力を活かせる仕事
- カウンセラー
- 介護スタッフ
- ペットショップ店員
- 花屋さん
相手が求めていることを的確に感じ取り、
ニーズに合ったサービスを提供することができる
繊細さんの「感じる力」「良心の力」を活かせる仕事の例です。
相手のちょっとした変化を感じられる、または動物や植物など
言葉を介さない理解が必要な分野は繊細さんの強みが活かせる部分と言えます。
考える力、味わう力を活かせる仕事
- イラストレーター
- デザイナー
- ライター
- CGモデラ―、CADオペレーター
物事を深く考えたり、自分の感じたことを表現することが得意な繊細さんには、
クリエイティブな仕事が向いていると言えます。
繊細さんの豊かな想像力や発想力を活かすことができます。
また、上のような仕事は1人で没頭できる類の仕事でもあるので、
人間関係に煩わしさを感じる方には、働き方を選びやすい仕事でもあります。
まとめ
今回は「繊細な人が自分を活かす技術」について紹介しました。
- 自分自身の強みと組み合わせる
- 心と体を自由にしておく

この先ずっと自分を抑えて生きていかなきゃいけないと思ってたけど、
なんだか自分らしくやっていけそう!
こう感じてくれる繊細さんが1人でもいれば幸いです。

繊細さはむしろ長所!周りは気にせず、自由にのびのび自分を活かして、
「ラクに」生きていきましょう
ここまで全4回にわたって、繊細さんがラクに生きる技術について紹介しました。
参考書にはこれ以外にも、さまざまなノウハウが紹介されています。
気になった方はチェックしてみてください。
以上、凡才でした。
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