【資産形成の第一歩】お金が貯まる仕組みを作る

saving-system お金

こんにちは、凡才です。

物価も税金負担も増えてきている日本では、

多くの方が経済的な面で将来に不安を感じていると言われます。

さらに近年話題となった「老後2000万円問題」は、現役世代の不安を象徴するようなトピックとして、

強烈に記憶に残っている方が多いのではないでしょうか。

もはや、国からの手厚い支援が期待できない今、個人の「資産形成」がより重要になってきています。

とはいえ、会社の給料も上がらず銀行の金利も低い状況で、

どうやって資産をつくればいいのか、と迷う方もおられると思います。

そこで今回から、資産形成を目指す方向けに「資産形成術」を紹介していきます。

初回となる今回は、資産形成の初歩となる「お金が貯まる仕組みづくり」についてです。

貯金しようといつも思ってるのに、なぜかお金が貯まりません…

口座にお金があると、どうしても使っちゃいます。

という方に役立つ記事です。ぜひ最後までお読みください。

参考書は、「これだけやれば大丈夫!お金の不安がなくなる資産形成1年生」です。

貯金こそ「資産形成」の第1歩

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資産形成と聞くと、

とりあえず投資すればいい?

という感じの方もおられますが、ちょっと待ってください。

資産形成に投資が必要なのはその通りですが、投資の前に必ずやるべきことがあります。

それは、「貯金」です。

ある程度の貯金がないと、もし急にけがや病気で働けなくなったり、

会社が倒産してしまった場合にたちまち生活が立ち行かなくなってしまいます。

自分の生活を守るために、まずは「貯金」をするのが資産形成の第1歩です。

このような、自分の生活を守るために貯めておくお金を「生活防衛資金」と呼びます。

凡才
凡才

会社勤めの方なら生活費の半年~2年分

フリーランス・自営業の方なら生活費の2年~3年分くらい用意できると良いと言われます

貯金の2大原則

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貯金はしようと思ってるのに、いつも月末になるとお金が残ってない…

ボーナスが期待してたより少なくて貯金が増えない

など、貯金にまつわる悩みを抱える方も多いと思います。

そこで、貯金の2大原則を紹介します。

  1. 貯金は必ず「先取り」「自動」で
  2. ボーナスは生活費に入れない

貯金は必ず「先取り」「自動」で

貯金ができないと悩む方に多いのが、

「月末に余った分を貯金する」という考え方です。

しかし、このやり方ではほとんどの場合、貯まりません。

人は、お金はあればあるだけ使ってしまうものだからです。

そこで貯金に欠かせないのが「先取り」という考え方。

「給料から生活費を引いた残りが貯金」、ではなく

「給料から貯金分を引いた残りで生活する」というやり方です。

凡才
凡才

「給与」-「生活費」=「貯金」ではなく、

「給与」-「貯蓄」=「生活費」です!

世の中に蓄財の本はいっぱいありますが、基本的に書かれているのはこれに尽きます

目安として、収入の10%を貯金にまわすと良いです。

例えば月収20万円の方なら毎月2万円、25万円の方なら毎月2万5千円といった具合です。

さらに、全財産を1つの口座に入れておくのではなく、

「生活費用の口座」と「貯蓄用の口座」は分けておきましょう。

そして、「貯蓄用の口座」のキャッシュカードは普段持ち歩かないことが望ましいです。

「キャッシュカード持ち歩かなかったら、生活費用の口座からお金移せないじゃないか」

と思われるかもしれませんが、1度設定すれば、

毎月自動でお金を移動してくれる銀行がありますので大丈夫です。

これについては後ほど説明します。

ボーナスは生活費に入れない

ボーナスをあてにして分割払いをするのも禁物です。

赤字をボーナスで補填することが習慣になってしまうと、

何かの拍子でボーナスが減った時に、一気に生活が苦しくなります。

凡才
凡才

ボーナスは毎回もらえる保証があるお金でもないですし、

金額も流動的なので減額や最悪支給されないといったケースも考えられます

心構えとしては、ボーナスは生活費として考えず、全額貯金にまわすぐらいのつもりでいましょう。

ボーナスなしでも成り立つ家計であれば、ボーナスがまるまる好きに使えるので、

たとえば貯金以外にも、

  • 投資にまわす
  • 時短につながる家電を買って、生活の質を向上させる
  • 自分へのご褒美や家族へのプレゼントに使う

など、「豊かに暮らす」ために幅広く使うことができます。

ボーナスありきで毎月の家計をやりくりするのはやめておきましょう。

貯蓄用口座のおすすめは「ネット銀行」

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先ほど貯金の原則として、「自動化」するということをお話ししました。

その自動化を叶えてくれるのが、「ネット銀行」です。

ネット銀行は、店舗を持たずインターネット上で利用する銀行のことです。

店舗がない銀行って信用できるの?

使い勝手悪そう

と思われる方がおられるかもしれませんが、心配無用です。

ネット銀行を運営しているのは、ほとんどが大手企業のグループ会社ですし、

店舗を持たず人件費がかからない分、手数料が安かったり預金金利が高かったりと、

むしろ店舗を持つ銀行より嬉しいメリットもあります。

また、他の銀行と同じように万が一ネット銀行が倒産しても、

1口座当たり1000万円までは守られます。

さらに、ネット銀行では、手数料無料で他行口座との入出金を自動で行ってくれるサービスがあり、

これが貯蓄用口座にネット銀行をおすすめする理由です。

おすすめネット銀行3選と使い分け2パターン

インターネットで検索してみるとわかりますが、ネット銀行も数多くあり、

どこを選んだらいいのか迷う方が多いと思います。

そこで、おすすめのネット銀行を3つ紹介します。

  1. 楽天銀行
  2. あおぞら銀行BANK
  3. 住信SBIネット銀行

楽天銀行

楽天銀行は、同じく楽天グループの「楽天証券」と口座を連結させることにより、

残高300万円まで預金金利0.1%になります。

また、楽天銀行を語るうえで外せないのが「楽天ポイント」

他行口座からの振込や口座振替など、普段利用しているだけでもポイントをためることができます。

さらに、「毎月おまかせ振込予約」というサービスで、他行への振込を自動化できます。

楽天銀行は急激な勢いで口座数を伸ばしており、2022年5月末時点で、

  • 口座数:約1257万口座
  • 預金残高:約7兆8,000億円

という、日本を代表するネット銀行になっています。

あおぞら銀行BANK

あおぞら銀行BANKでは、無条件で普通預金金利0.2%と、

ネット銀行の中でもトップクラスの高金利です。(大手銀行の実に200倍)

さらに目的別貯蓄預金(The Savings)で、貯蓄目的別に積み立てをすることができます。

例えば、「プレゼント用積立」「旅行用積立」「教育資金用積立」といった感じです。

もちろんすべての口座で金利は0.2%です。

一方で、振込手数料の無料回数が多くないので、貯蓄用口座として使うのに向いています。

凡才
凡才

預金残高300万円までは楽天銀行に、

300万円を超える分はあおぞら銀行BANKに

といった感じで、金利の最適化を図る上級者もおられます

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行では、他の銀行からの入金を、定額自動入金サービスで自動化できます。

もちろん手数料は無料です。

さらに、会員ランクに応じてATM入出金手数料や振込手数料が、最大で月20回まで無料になります。

これはネット銀行でもとびぬけて多い回数です。

もしランクを最大にするのが難しい方でも、認証機能の「スマート認証NEO」に登録するだけで、

月5回まで無料で手続きできます。

1か月に5回も無料で手続きできれば十分やりくりできますよね。

また目的別口座を1名義当たり10個まで作れるので、目的に応じて別々に貯められるのも人気です。

以上がおすすめのネット銀行3選ですが、具体的にどう使い分けたらいいのでしょうか。

本記事で提案する使い分けは以下の2パターンです。

  • 給与口座を指定できる人 → メイン口座:楽天銀行 貯蓄用口座:あおぞら銀行BANK
  • 給与口座を指定できない人→メイン口座:会社指定の銀行 貯蓄用口座:住信SBIネット銀行

このようにしておくと、どちらの場合でもメイン口座から貯蓄用口座への先取り貯蓄を「自動化」することができます。

具体的には、楽天銀行は給与口座に指定すると、他行への振込が月3回無料になるので、あおぞら銀行BANKへの送金が手数料なしで「自動化」できます。

また、もう一方のパターンでも、住信SBIネット銀行の自動入金サービスを使えば、こちらも無料で「自動化」できるのです。

最初に設定さえしてしまえば、あとは自動で貯金が増える仕組みができますので、

貯金ができなくて悩んでいる方は参考にしてください。

凡才
凡才

楽天銀行、住信SBIネット銀行は、証券口座と連携できるという別のメリットもあります!

これについてはまた別の記事で紹介します

まとめ

今回は、資産形成の第1弾として、「お金が貯まる仕組みづくり」について紹介しました。

貯金の2大原則
  • 貯金は「先取り」「自動」で続ける
  • ボーナスは生活費に入れない

さらに、貯金の仕組みを自動化するのに便利なネット銀行と、その使い分けも紹介しました。

ネット銀行の使い方の例
  • 給与口座を選べる人は、楽天銀行 + あおぞら銀行BANK
  • 給与口座を選べない人は、会社指定の銀行 + 住信SBIネット銀行

なんだかいままで貯金できなかった分、損した気分

凡才
凡才

資産形成を始めるのに遅すぎることはありません。

スタートがいつであれ、今日始めるのがベストな選択肢です!

興味が出た方は、ネット銀行について調べてみるなど、

行動を起こしてみましょう。

以上、凡才でした。

よろしければ次の記事もご覧ください。

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