【こうやって組み立てる!】ウケるトークの組み立て方

組み立て方 ライフスタイル

こんにちは、凡才です。

ウケるエピソードトークをできるようになることを目指すシリーズの第4回です。

今回は、「話の組み立てに問題がある」場合の克服法として、

ウケるトークの組み立て方について紹介していきます。

トークのネタは見つかったけど、どういう順序で話せばいいかわからない

どういう情報が入ってればいいの?

とお悩みの方に役立つ記事です。ぜひ最後までお付き合いください。

引き続き、参考書は以下です。

笑いに大事な2つの原則

ウケるトークの組み立て方を知るうえで前提になるのが、

「笑いがどのように生まれるか」という原則についてです。

参考書では、2つの原則があると紹介されています。

  • 緊張の緩和
  • 共感がある

順番に説明します。

緊張の緩和

有名な落語家、2代目桂枝雀(しじゃく)さんは、

笑いの構造について分析し、

「笑いは緊張の緩和によって生まれる」と言われたそうです。

shijaku
(出典 上方落語家名鑑

ちょっと小難しく聞こえるかもしれませんが、

人は「不安(緊張)」から「安心(緩和)」に、

もしくは「安心(緩和)」から「不安(緊張)」に変わったときに笑うのだというのです。

凡才
凡才

もっとも緊張の緩和を実感しやすいのは

いないいないばあっ!ではないでしょうか

「いないいない」でちょっと不安そうな赤ちゃんも

「ばあっ!」で顔が見えると安心して笑ってくれるのです

とはいえ、

大人相手に話するのに「いないいないばあっ!」

するわけにもいかんでしょう…

と思われるかもしれません。もちろんその通りです。

会話中に突然そんなことをしたら、あなたの情緒を疑われることにもなりかねません(笑)

会話の中でこの緊張の緩和を実現するカギが「フリとオチ」というものです。

フリとオチ

「無茶振り」という言葉が浸透してきているので、

フリと聞くと「ほかの人に話を回すこと」と思われるかもしれませんが、

フリとは「現在の状況や設定を紹介すること」と説明されています。

これに対しオチとは「フリの状況や設定を裏切ること」

例えば、

(A)「その傷どうしたの?」

(B)「あ、これ?話せばめちゃくちゃ長くなるんだけど…転んで擦りむいたんだよね」

(A)「いや、短っ!」

この場合のフリは「話せばめちゃくちゃ長くなる」という部分で、

「転んで擦りむいた」がオチです。

このようなフリを丁寧にすることで、

「緊張と緩和」の原則によりオチで笑いが生まれるのです。

共感がある

共感

笑いが生まれる原則として「緊張と緩和」を説明しました。

もう1つの原則は「共感がある」ことです。

いかに「緊張と緩和」が含まれていても、

共感が得られない内容では受け入れてもらえません。

「そうそう!」と共感できると、感情が入りやすく、

表現が面白かったりすればすぐに笑いになります。

凡才
凡才

この「共感」をうまく使っているなと思うのが、

指原莉乃さんや若槻千夏さんがよくTVで話されている

「嫌いな女」に関するトークです。

同性ならではの着眼点と軽妙な語り口で

「こういう人いるいる!」と

共感して笑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ウケるトークの作り方

puzzle

笑いの原則を紹介したので、

いよいよ、その原則にのっとったトークをどのように作っていくか

という流れを解説していきます!

  • 5W1Hに沿って情報をまとめる
  • 自分の気持ちを入れる
  • 起承転結でトークを組み立てる

5W1Hに沿って情報をまとめる

よくビジネスの世界でも言われる情報整理のテンプレートである5W1Hですが、

これはトークをつくるうえでも有効的な方法です。

When:いつ 年月、時期、起こったタイミングについて

Where:どこで どういう場所で起こったのか

Who:だれが 発言、行動したのは誰なのか

What:何を 何をした、もしくは何が起こったのか

Why:なぜ 目的や理由を明確にする

How:どのように 手段や方法を明らかにする

これに沿って情報を整理していきます。

例えば、

When:小学生3年生くらいで、父親、兄、妹と一緒に釣りに出かけたとき

Where:家の近所の湖で

Who:兄が

What:浅瀬に落ちて濡れてしまった

Why:足を滑らせて

How:「落ちないように気をつけろ」と私と妹に注意した直後に

という感じです。

このとき、整理する順番は、特に気にする必要はありません。

どこからでも考えやすいものから埋めていきましょう。

凡才
凡才

ちなみに、上のエピソードは実話です(笑)

兄には申し訳ないですが、いまだに覚えています

自分の気持ちを入れる

5W1Hで情報が整理できたら、その中に自分の気持ちを入れていきます。

先ほど笑いの原則で紹介したように「共感」してもらうことが笑いにつながります。

「困った」「面白かった」「感動した」など、共感してもらえそうな気持ちをトークに盛り込んでみましょう。

起承転結でトークを組み立てる

最後に、起承転結にならってトークを組み立てていきます。

今さら説明する必要もないかもしれませんが、

起承転結にはそれぞれ以下のような役割があります。

起:話を聞いてもらううえでの前提や設定など、情報の紹介

承:「起」の情報をさらに深める、「起」と「転」のつなぎ

転:山場となる部分、予想外の展開で聞き手の興味・関心を引く

結:話の締めくくり、「転」の後どうなったのかを示す

笑いの原則で紹介した「フリとオチ」の関係でいくと、

起承転までが「フリ」、結が「オチ」に当たります。

以上の流れに沿って、先ほどの「釣り」のエピソードを組み立てると以下のようになりました。

あくまで一例として参考にしてください。

(面白くないじゃねぇかという苦情は受け付けかねます(笑))

これは確か、僕が小学3年生くらいのときの話だったと思います。

うちの父が魚釣りが好きだったので、小さい頃は兄と一緒によくついて行ってたんです。

ですけどその時は珍しく、妹もついてきて家の近くの湖に行ったんですよ。【起】

普段はヤンチャばっかりで全然ちゃらんぽらんな兄だったんですけど、

その時は岩場に来たら僕と妹に「滑りやすいから落ちるなよ」って言ってくれたんです。

「わあ、なんか今日の兄は頼りになるな」って

ちょっとカッコよく感じてたりなんかしてたんですよ。【承】

で、前を向いてちょっと歩いてたら後ろの方でザバーーン!って音が聞こえたので、

「やばい!妹が落ちたか!」と思ってバッと振り返ったら

落ちてたのは兄でした。【転】

幸い落ちたのは浅瀬だったのですぐに自分であがってこれましたし、

家の近くだったので母に着替えを持ってきてもらって万事解決したんですが、

あの時から兄の言葉に威厳は感じなくなったかなと思います。【結】

いかがでしたか?

何となくトークの作り方のイメージがしていただけるのではないでしょうか。

ぜひ、あなたのエピソードにも当てはめて組み立ててみてください!

まとめ

今回は、ウケないトークの原因である「話の組み立ての問題」を克服するために、

まず「笑いが生まれる2つの原則」について紹介しました。

笑いが生まれる2つの原則
  • 緊張の緩和
  • 共感がある

さらに、この原則に基づいたトークの組み立て方の流れも説明しました。

ウケるトークの作り方
  • 5W1Hに沿って情報をまとめる
  • 自分の気持ちを入れる
  • 起承転結でトークを組み立てる

この流れに沿えば、私もトークをつくれそう!

凡才
凡才

あまり気負いすぎず、

気軽に試してみてください!

もし思ったようにウケなくても、

それはあなたのユーモアに周りがついてこれていないだけで

あなたの問題ではなく周りの問題です!

(私はそう考えるようにしてます)

以上、凡才でした。

よろしければ次の記事もご覧ください。

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