こんにちは、凡才です。
前回から、「繊細な人」がラクに生きる技術について紹介しています。
第1回目の前回は、「繊細な人の悩みの共通点」を紹介しました。
繊細な人の特徴や悩みについて、イメージしていただけたのではないでしょうか。
今回は、そんな繊細な人が「周りの刺激から受けるダメージを軽減する方法」について紹介していきます。

人と向き合うと疲れるから、いつも心のシャッターを下ろしています

具体的にどうすればストレスを減らせるか分からない
という方に役立つ記事です。ぜひ最後までご覧ください。
引き続き参考書は、「『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる 『繊細さん』の本」です。
本記事では、参考書にならって「繊細な人」を親しみを込めて「繊細さん」と表記します。
刺激は「物理的に防ぐ」!

はじめに結論からです。
周りの刺激によるストレスは、心ではなく「物理的に」対処する
ことが重要です。
繊細さんの中に、
- 自分の感覚を麻痺させて、何も感じないようにしている
- 心のシャッターを閉ざして無の感情で過ごすようにしている
のような対策をされている方はおられませんか?
しかし、このような自分の感覚を無視するような対策はやめましょう。
なぜなら、いいものを感じるのもストレスを感じるのも、同じ「感覚」だからです。
自分の感覚にふたをするということは、ストレスと同時に喜びやときめきといった「いいもの」も感じづらくなってしまうことなのです
喜びとストレスは表裏一体、同じ「感覚」で感じている以上、
心を閉じてしまうと、そのどちらも感じられなくなってしまいます。
そこで対策として有効なのが、刺激を「物理的に防ぐ」ということです。

ゲームの世界でも「レベルを上げて物理で殴る」という言い回しがありますね (笑)
「物理的」な対処というのは、単純でありながら効果的な手段なのです。
まずは五感から!刺激の予防法

ここからは五感別に、刺激を予防する工夫を列挙していきます。
繊細さんは「五感」のどれかが人より鋭く、
その感覚で得た刺激がストレスになっていることがほとんどです。
どの感覚が鋭いかは人によるので、まずは自分が一番敏感だと思う感覚の対処から試してみましょう。
【視覚】
- サングラスを付ける
- 伊達メガネを着用する
- 縁の太いメガネをかけて、「ここだけ見る」と範囲を決める
【聴覚】
- ノイズキャンセリング機能を使う
- 耳栓をする
- 音楽を聴く
【触覚】
- 長袖などで肌の露出を減らす
- 肌触りの良い素材の服を選ぶ
【嗅覚】
- マスクを着用する
- 好きな香りの香水やハンドクリームを使う
【味覚】
- 優しい味付けのものを食べる
- 添加物の少ない食品を選ぶ
いかがでしょうか。
「やってみよう」と思えたものからでも試してみてください。

ちなみに私は周りの環境音が気になるときがあるので、
家で作業をするときは「ホワイトノイズ」を聞きながらやっています。
上記以外にも、自分に合った方法で対処していきましょう。
疲れの回復を早めるケア方法

「予防」の次は、刺激で疲れてしまった時の「ケア」です。
予防法の時と同様に、五感別で紹介していきます。
【視覚】
- 電気を消して暗くする
- アイマスクを使う
- 布団をかぶる
【聴覚】
- 静かな場所で休む
- 耳栓をする
- ノイズキャンセル機能を使う
- 寝室に家電製品を置かない
【触覚】
- タオルケット、毛布などを肌触りの良い素材に変える
- リラックスできる肌触りの部屋着を着る
【嗅覚】
- アロマを使う
- 落ち着く匂いの空間へ行く
【味覚】
- シンプルな味付けのものを食べる
「そこまでやるか?」と感じるものもあるかもしれませんが、
徹底的に刺激を避けることで、疲れた時でも回復を早めることができます。
これもできそうなことからチャレンジしてみてください。
「休みたい」と思ったら休んでいい

「ケア」の方法はイメージできたけど、どれくらいの頻度でやればいいの?
と思われた方もおられるかもしれません。答えは、
「休みたい」「疲れた」と感じたとき
です。
「疲れた」と感じるのは、そこまで自分の心に負荷をかけながら頑張ったという証です。

「疲れるまで頑張った自分」をほめて、しっかり休ませてあげましょう
周りの人への伝え方

ひとりきりになりたいけど、家族など周りの人に心配されそうで…
と遠慮してしまう繊細さんも多いですが、そんな時におすすめなのが、
「仕事で疲れたから部屋で休むね」といった感じで、ざっくり理由を伝えてから休む
という方法です。
「あなたのせいではないよ」と明確に伝えることで、
余計な心配をせずに自分自身のケアに存分に時間を使えます。
周囲への伝え方にお悩みの方はお試しください。
まとめ
今回は、「繊細な人が毎日の刺激から受けるストレスを軽減する方法」について紹介しました。
五感別に紹介しましたので、自分が敏感だと思う感覚の対策から、
無理のない範囲で試してみてください。

適切に「予防」と「ケア」をして、自分を抑え込まなくてもラクに生きられるようになります
以上、凡才でした。
よろしければ次の記事もご覧ください。
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