こんにちは、凡才です。

会社で「あなたの文章は分かりにくい」って言われちゃいました…

話していても自分が伝えたかったことが相手に全然伝わりません…
といった、「伝えたいことが伝わらない経験」をしたことはありませんか?
少し古い情報ですが、2013年に文化庁が行った調査によると、
- 自分の言いたいことが相手に伝わらなかった経験
- 人の言いたいことを理解できなかった経験
がある人は実に6割にものぼると報告されています。

私も学生時代を含め、会社員の現在も何回も経験があります。
多くの人が「伝え方」に苦労しているんですね
そこで今回から、「相手によく伝わる伝え方」について解説していきます。
話し方でも文章でも「もっとうまく伝えたい!」と思っている方に得られるものがあれば幸いです。
参考書は以下です。
「伝える」と「伝わる」は違う!?

はじめに区別しておいていただきたいのが、
「伝える」と「伝わる」の違いです。
- 「伝える」は自分主体の言葉
- 「伝わる」は相手主体の言葉
つまり、ただ自分が言いたいことを相手にぶつけるのが「伝える」、
言いたいことが相手に正しく理解してもらえた状態が「伝わる」という状態です。
自分が意図したことが相手に伝わらない、とお悩みの方は
「伝えた」だけで「伝わって」はいない状態であるということです。

なんか言葉遊びみたいで混乱しそう…
と思われるかもしれませんが、この違いはしっかり把握しておきましょう。

ちょっと強い表現になりますが、
「伝わる」のがコミュニケーションで理想とする状態で、
「伝える」のは自己満足の状態です!
人は「伝わったこと」で判断する
続けて認識しておいていただきたいのが、
「言わなくてもわかってもらえるはず」
「相手は自分のことを分かってくれてるから、わざわざ伝えなくても大丈夫だ」
このような類の期待はしない方がいいです。
なぜなら人は「伝わったこと」で判断するからです。
言い換えれば「伝わらないのは存在していないのと同じ」なのです。
例えば、あなたが勤めている会社でお客さんの悩みを解決できる商品を販売していたとしても、
それがお客さんに伝わっていなければ、
お客さんにとってその商品は存在しないのも同然です。
ほかにも、
- 伝わっているはずだ、と感謝の言葉を伝えなくなったことで関係が冷めて離婚に至る夫婦
- 部下に仕事を任せたが求めている内容が伝わっていなくて、最初から全部やり直させた
のように「伝わっていない」ことによる不利益・損失は多くの人に起こりえることです。
だからこそ、双方の利益のためにも相手に「伝わる」ようにすることはとても大事なことなのです。
伝える「量」と「質」は分けて考える
伝え方の課題は大きく2つあります。
- 伝える不足:量の問題
- 伝え方下手:質の問題
このうち、量の問題に関しては解決法は単純です。
それは伝える頻度を増やすことです。
学生時代に「エビングハウスの忘却曲線」というものを聞いたことがある方はおられませんか。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した
時間経過と記憶の関係を示した曲線のことです。
それによると人は何かを記憶したとき、
20分後には42%を忘れる
1時間後には56%忘れる
1日後には66%忘れる
1か月後には79%忘れる
という関係が読み取れます。
しかし、間隔をあけて何度も繰り返し記憶することで、
記憶が定着し忘れる割合が減るということも知られています。


だからちゃんと復習しなさいよーって学生時代には言われるのですが、
実は社会人になってからも「伝える」ために役立つ考え方なのです
1回では自分の言いたいことが伝わらなかった場合でも、
頻度を高めて繰り返すことで伝わりやすくなります。
これが「伝える不足:量の問題」の解決法です。
一方で、「伝え方下手:質の問題」については、そんなに単純ではありません。
難しいわけではありませんが、「伝え方の技術」を知っておく必要があるからです。
ここからはそんな伝え方の質を高めるための技術について紹介していきます。
伝え方の技術

伝え方の質を高め、より相手に言いたいことが伝わるようにするには、
以下の3つが重要です。
- 「伝わる構造」の理解
- 「伝わる技術」の習得
- 実践
それぞれの段階を各記事で紹介していきます!
「伝える」は7段構造
はじめに「伝える」の大枠、全体像を把握しておきます。
構造がわかると物事の本質が見えてきやすいからです。
参考書によると「伝える」は7段構造になっているのだそうです。
ここを知るだけでも今後のあなたの伝え方は変わってくるかもしれません。
伝わる技術8選
ここでは具体的な伝える技術、テクニックをドドンと8個紹介していきます。
意識せずにできているものもあれば、これは知らなかった
というものもあると思うので、ぜひご一読ください。
伝えるのが面倒な人への対応
構造を知って、技術も習得できたらいよいよ実践です!
とはいうものの、現実には伝えるのが億劫に感じる人、伝えるのが面倒な人も
残念ながらいます。

そんな人いないよ!という方は、あなたのコミュニケーション力が高いか、
人に恵まれた環境におられるということです
今の環境を大事にしてください
「あぁ、あの人のことだ」「いるいる、できるだけ関わりたくない人」と
思い当たる節がある方は、この記事が参考になるかもしれません。
以上が伝え方の質を高める方法についてです。
できるところから実践して、「伝わる」を目指していきましょう。
まとめ
今回は、「伝える」と「伝わる」の違いについて解説しました。
伝える:自分主体。自分が言いたいことを相手にぶつけた状態。
伝わる:相手主体。自分が言いたいことが相手に正しく理解してもらえた状態。
さらに、伝え方の課題となる「量」の問題「質」の問題についても紹介しました。
- 伝え不足(量の問題) → 繰り返し伝える頻度を高める
- 伝え下手(質の問題) → 構造理解、技術の習得、実践

伝わる文章とか話し方ができるように、勉強するわ!

私もブログで「伝わる」文章を目指している身として学ぶことが多かったです。
少しでも実践できるように精進していきます!
以上、凡才でした。
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