こんにちは、凡才です。
気軽に読める寓話を通して、人生を豊かに生きるヒントを考えるシリーズです。
今回は、「京の蛙と大阪の蛙」というお話です。
- 達成したい目標がある人
- 挫折しないコツを知りたい人
ぜひ最後までお付き合いください。
参考書は以下です。
あらすじ

早速あらすじを見ていきましょう!
京に住む蛙は、かねてから大阪を見てみたいと思っていました。
そこである年の春、街道をたどって天王山をのぼることにしました。
一方、大阪に住む蛙は、かねてから京を見てみたいと思っていました。
同じ頃に思い立って、街道をたどって天王山にのぼりました。
同じタイミングで天王山をのぼっていた京の蛙と大阪の蛙は、
頂上でばったりと出会いました。
お互いの目的を語り合ったあと、
「このぶんではお互い目的地に着くころには、足腰が動かなくなりそうだ。
道半ばではあるが、ここ天王山の頂上からなら京も大阪も一望できる。
背伸びして目的地を見ることができたら、希望がわいて足の痛みも和らぐだろう」
と考えて、2匹とも立ち上がって向こうを見てみました。

天王山って歴史の授業でも出てきたところだよね!

すばらしい!
戦国時代、明智光秀と羽柴秀吉が戦った場所です。
この戦いが秀吉の天下統一の足掛かりとなったことから、
現代でもその後の大勢を左右するような重要な選挙や試合のことを
「天王山の戦い」と表現したりします
さて、お互いの目的地の折り返し地点ともいえる天王山で
背伸びをしてみた2匹の蛙はどうなったのでしょうか。
続きを見てみましょう。
背伸びをした京の蛙はこう言いました。
「噂に聞いていた難波の名所も、見てみれば京と変わらない。
これならしんどい思いをして目指すほどでもないから、京に戻ろうかな」
一方、背伸びした大阪の蛙はこう言いました。
「花の都と名高い京の街も、大阪となんら変わらないじゃないか。
これならしんどい思いをして目指すほどでもないから、大阪に戻ろうかな」
こうして、2匹の蛙はそれぞれ来た道を引き返して帰っていった。
でも実は、蛙の目は背中についているので、
2匹の蛙は自分が来たふるさとを見ていただけだったのです。
「京の蛙と大阪の蛙」の教訓

さて、この寓話から学べることは何でしょうか。
私が学んだことは以下です。
- 目標は具体的にするほど挫折しにくい
- なるべくひとりで頑張らない
順番に見ていきましょう。
目標は具体的にするほど挫折しにくい
京と大阪を目指していた2匹の蛙でしたが、
その目的はというと「見てみたい」というザックリしたものでした。
行動を起こしたという点で、その他の蛙より何倍も立派なことではありますが、
結局は途中で挫折して引き返してくることになりました。
この原因の1つが「目標の解像度が足りなかった」ことにあると考えられます。
皆さんも経験があるかと思いますが、
- 行ってみたい、見てみたい
- 始めてみたい、やってみたい
ぐらいの目標では、大抵なにも行動を起こすことはありませんし、
行動を起こしたとしても途中で挫折しがちです。

思い当たるフシがありすぎて耳が痛いな…

ご安心ください!なにも皆さんだけがそうだという話ではなく、
そもそも人間の脳は「変化を嫌う」傾向があるので誰しもに当てはまることです!
それでは、目標を達成するにはどうすればいいかというと、
「目標を具体的に持つこと」です。
たとえば、
- 地方だとどうしても就職先が限られてきて、自分の興味あることができない。都市圏の自分が希望する職種に転職できるよう、資格の勉強をしよう
- 今のままの昇給率では、将来生活が厳しくなる。まずは月1万の収益を目標に副業を始めなければ
ぐらいまで具体的な目標を持てると、
「なんとなく行きたい」「なんか始めてみたい」よりも実際に行動に移しやすいし、
挫折もしにくいです。
寓話の中の蛙たちも単に「見てみたい」ではなく
「京で(大阪で)暮らしてみて、今の環境との違いを知りたい」
ぐらいまで具体的に目標を描けていたのなら、
山の上から見てがっかりしたとしてもそのまま引き返すことはなかったでしょう。
なるべくひとりで頑張らない
目標を達成するためにもう一つ大切なことは、
「ひとりで孤独に頑張らない」ということです。
以前、後回しにしない技術の記事でも紹介しましたが、
目標は周りの人に宣言した方が達成しやすいです。
さらに同じ目標に向けて頑張っている人と知り合えれば、
モチベーションが維持しやすく効果的です。
今回の蛙たちももう1匹ずつ同じ目的地を目指す蛙が一緒にいたとしたら、
間違った方向を見ていることに気付いたかもしれませんし、
励まし合って目的地まで到達したかもしれません。

そうは言っても、同じ目標持っている人ってなかなか見つからないよ…

TwitterなどのSNSを使うと便利ですよ
#で検索すると、同じ目標に向けて頑張っている人を見つけられるはずです!
私もTwitterを通して、ブログ運営を頑張っているブロガーさんと知り合えました。
もしブログ運営をこれからやってみたい方などおられましたら、
気軽にフォローしてみてください。
まとめ
今回は、寓話「京の蛙と大阪の蛙」のあらすじとそこから学べる教訓を紹介しました。
京と大阪を目指していた蛙は、目的地と間違えて自分の故郷を見てガッカリして帰ってしまった
- 目標は具体的にするほど挫折しにくい
- なるべくひとりで頑張らない

Twitterを始めてみたら、Twitter眺めてばかりで作業が進まない…

あるあるですね(笑)
バランスをとってしっかり行動もできるようにしましょうね
以上、凡才でした。
目標達成に関しては以下の記事も参考になります。
よろしければ次の記事もご覧ください。
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