こんにちは、凡才です。
気軽に読める寓話を通して、
人生を豊かに生きるヒントを考えるシリーズです。
今回は、「双子の運命」というお話です。
- 自分はいま、不幸だと感じている人
- 周りにろくでなしがいる人
ぜひ最後までお付き合いください。
参考書は以下です。
あらすじ

早速あらすじを見ていきましょう!
あるところに幼少期を過酷な環境で過ごした双子がいました。
彼らの父親は麻薬の常習者で、
酒に酔っぱらっては母親と双子に暴力をふるうような人でした。
こんな環境で育った双子が30代になったとき、
心理学者が2人それぞれにインタビュー調査をしました。
双子のうちの1人は、彼の父親のように薬物中毒になり、
家族に暴力を振るうようになっていました。
彼の暴力が原因で妻と子どもは家を逃げ出した後でした。
心理学者は彼に尋ねました。

あなたはなぜ、こんなことを自分と自分の家族にしているんですか?

あんな環境で育った私に、これ以外の何ができるというんだ!

やっぱりそういう父親の下で育つと、自分も影響受けちゃうよね…

少なくとも、彼は悪い影響を受けてしまったようですね
双子のもう1人の方はどうでしょうか?
続きを見てみましょう!
双子のうちのもう1人は、ビジネスで成功して結婚をし、
すばらしい親になって幸せな家庭を築いていました。
心理学者は彼にも尋ねました。

あなたはなぜ、これほどのことが成し遂げられたのですか?

あんな環境で育った私に、これ以外の何ができるんだ!
「双子の運命」の教訓
さて、今回のお話から学べる教訓は何でしょうか。
私が考えるのは以下です。
- 同じ境遇から何を学ぶかはあなた次第
- 教師より反面教師の方が見つけやすい
順番に見ていきましょう。
同じ境遇から何を学ぶかはあなた次第

同じ環境で育った双子でも、1人は父親と同じような行動をして、
もう1人は全く逆の境遇になっていたね!

そうです!
結局は「どんな環境にいたか」ももちろん大きな要素ではありますが、
それ以上に「本人が何を感じ、何を学んだか」がもっとも重要な要素です
控えめに言ってもろくでなしだった双子の父親でしたが、
彼の生きざまから学んだことは双子のそれぞれで異なっていたようです。
- 父親とはこんなものなんだ → 自分も家族に暴力を振るうようになる
- 父親がこんなことをしていいはずがない → 自分は真逆の行動をして幸せな家庭を築いた

ちなみに、「性格が遺伝するからしょうがない」
と考える方もおられるかもしれませんが、
性格形成のうち、遺伝による影響は50%ほどで、
残り50%は環境による(しかも親や家庭の影響はほとんどない)のだそうです
「自分がこんな目に遭ったのは○○のせいだ!」という風に考えてしまえば楽ではありますが、
なにも自分のためにはなりません。
それよりも「こんな目に遭った原因はなにか」を考えて、
同じようにならないように行動した方が良いです。
苦しい境遇の中でも、後の自分のためになることを学びたいですね。
教師より反面教師の方が見つけやすい

双子の父親ほどの逸材はなかなかいませんが、
反面教師はあなたの身近にも必ずいると思います。
語弊を恐れずに言うと、
「この人を全部マネしておけば大丈夫」とまで言える人よりも、
「この人の全部逆をしておけば大丈夫」と言える人の方が思い浮かびませんか?

決してあなたの性格が悪いと言いたいわけではなく、
人は自己肯定をしたくてどうしても他人の欠点に目がいってしまいがちなものだからです
もちろん私も含めて(笑)
世間には、「良き教師」よりも「良き反面教師」に溢れているのです。

人には誰しも欠点があるから、
「人の悪いところ」じゃなくて「良いところ」をみるようにしましょう
って学校の道徳の授業でも教わった気がする!

もちろん、そういう視点も大事です!
ただ、個人的には
「他人の悪いところを見ない」ようにするより、
「他人の悪いところを反面教師にする」方が学べる機会が多くない?
と思っています
ぜひ、反面教師も見つけて自らの糧にしていきましょう。
まとめ
今回は、寓話「双子の運命」のあらすじとそこから学べる教訓を紹介しました。
同じろくでなしの父親のもとで育った双子は、まったく逆の人生を送った
- 同じ境遇から何を学ぶかはあなた次第
- 教師より反面教師の方が見つけやすい

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以上、凡才でした。
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