【失敗じゃない】寓話「ワクチンの発見」の教訓

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こんにちは、凡才です。

気軽に読める寓話を通して、人生を豊かに生きるヒントを考えるシリーズです。

今回は「ワクチンの発見」というお話です。

あなたはこんな経験をしたことがありますか?

この記事がためになる人
  • 何をやっても失敗続きでイヤになったことがある
  • 人とは違う発想でアイデアを考えたい

そんな方に役立つ記事になっています。ぜひ最後までお付き合いください。

参考書は以下です。

あらすじ

早速あらすじを見ていきましょう!

ワクチンの発見 1

1879年のある日、フランスの生化学者ルイ・パスツールは

3か月のバカンスを終えて取り組んでいた実験を再開しました。

出典 Wikipedia

その頃の彼は、鶏コレラという病気についての研究を行っていました。

ふつう、コレラ菌の培養液を注射されたニワトリは24日以内に必ず死んでしまう

という恐ろしい病気でした。

ところがバカンスから戻ってきたパスツールが培養液をニワトリに注射しても

ニワトリに症状は現れず、元気にしていました。

不思議に思ったパスツールが不在の期間を任せていた助手に聞いてみると、

「細菌を短期間ごとに植え継ぐ」というパスツールの指示を助手が怠っていたことが原因でした。

あちゃー、上司の指示を守れてなかったってこと!?

研究者の人って気むずかしそうだし、メチャクチャ怒られそう…

凡才
凡才

ところが、パスツールほどの人になると

ここからのムーブがすごいのです!

さて、指示を怠っていた助手の運命やいかに!?

続きを見ていきましょう。

ワクチンの発見 2

助手が言われていた作業を怠けていたことにより、

実験は失敗に終わったように思えました。

しかし、パスツールは意外なことを発見しました。

3か月放置されたコレラ菌の培養液を注射されたニワトリは、

新しく新鮮な培養液を注射されてもコレラを発症しなかったのです。

彼はこの発見をもとに

「減弱された微生物は、免疫を付与するワクチンとなる」

という当時まだ誰も到達できなかった、新たな事実を明らかにしたのです。

パスツールの功績については、

以下のサイトでお子様にも読みやすく解説されています

寓話「ワクチンの発見」の教訓

さて、このお話から学べる教訓は何でしょうか。

「ワクチンの発見」の教訓
  • それって本当に失敗?
  • セレンディピティを見逃すな!

順番に見ていきましょう。

それって本当に失敗?

助手がパスツールの指示を守っていなかったことで、

本来想定していた結果にはなりませんでした。

普通だとこの時点で、

失敗じゃん!また最初からやり直しかー

となってしまいそうなところです。

ところがパスツールは結果をしっかりと見定めて、新たな発見につなげました。

結果的に見ると失敗どころか「大成功」だったわけですね。

凡才
凡才

そう考えると、普段私たちが失敗と思っていることも、

案外失敗ではないかもしれませんね

たとえうまくいかないことがあったとしても、

「このやり方ではうまくいかない」「ここまでは行けた」など

何かしら得られるものがあったならば、それは十分成功と呼べるのです。

たとえば、以下のような場合です。

  • 今月のノルマを達成できなかった→会社もしくは業界になにか変化があったかも?あるいは仕事の進め方を見直す機会かも
  • 教えられた手順を守らなかった→より効率のいいやり方が見つかるかも

など、単純に「失敗」と割り切ってしまうのではなく、

そこから得られるものに目を向けると意外な成長や発見があります。

発明王として名を残したエジソンは、こんな言葉を残しています。

エジソン
エジソン

私は失敗したことがない

ただ何千通りもの「うまくいかない方法」を見つけただけだ

「開き直ってるだけじゃん!」と思われるかもしれませんが、

失敗だと感じて意気消沈してしまうよりも、

多少開き直ってでもモチベーションを保った方がうまくいくのかもしれませんね。

セレンディピティを見逃すな!

目標を目指している途中で、思いもしなかった発見をすることを「セレンディピティ」と言います。

じつは今日われわれの生活を便利にしているものの中には、

もともと予期していなかったセレンディピティによって生まれたものが多くあります。

  • 軍事用レーダーの開発中に、ポケットに入れていたチョコレートが柔らかくなっていた→電子レンジの開発
  • 強力な接着剤の開発がうまくいかなかった→はがれないしおりが作れのでは?→付箋の誕生

先ほど1つめの教訓とも絡んできますが、

想定と違う結果を切り捨てずにしっかりと観察・分析したからこそ生まれた産物と言えます。

想定と違っていても「失敗だ」と落ち込む必要はありません。

結果を受け止め、そこから学べること得られるものがないかを考えてみましょう。

ちなみに、このセレンディピティが大事になってくるのが、

ずるい考え方とも言われるラテラルシンキングです。

以下の記事で紹介していますので、気になった方はチェックしてみてください。

まとめ

今回は、寓話「ワクチンの発見」のあらすじとそこから学べる教訓を紹介しました。

ワクチンの発見

助手が支持を守っていなかったために、パスツールは新たな発見をすることができた

  • それって本当に失敗?
  • セレンディピティを見逃すな!

なんだか前向きに取り組めそうな気がしてきた!

凡才
凡才

思ったような結果でなくても、

何かしら得るものがあったのなら気落ちする必要はありません!

どんどんチャレンジしていきましょう!

以上、凡才でした。

よろしければ次の記事もご覧ください。

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