【あくまで助言は助言】寓話「墨子と占い師」の教訓

ビジネス

こんにちは、凡才です。

気軽に読める寓話を通して、

人生を豊かに生きるヒントを考えるシリーズです。

今回は「墨子と占い師」というお話です。

この記事がためになる人
  • 重要な決断に迷っている人
  • 占いが大好きな人

ぜひ最後までお付き合いください。

参考書は以下です。

あらすじ

glass-sphere

早速あらすじを見ていきましょう!

墨子と占い師 1

あるとき、墨子は北方の斎という国に向かう途中、占い師に会いました。

その占い師が言うには、

占い師
占い師

今日は天帝(中国における天上の最高神)が北方で黒龍を殺めなさる

あなたは色が黒いから、北へ向かうのは良くありません

墨子はこの言葉には従わず、予定通り北へと向かいました。

ところが、斎の国の手前までは着いたものの

結局は目的地にたどり着けず、引き返してくることになってしまいした。

前に荘子が出てくる寓話があったよね!

墨子って聞いたことない名前だけど、似たようなキャラかな?

凡才
凡才

ご名答!

諸子百家と呼ばれる思想家の1人で、

一時は儒教と並び称されるほど広まった教えを説いた人です

墨子と占い師 2

引き返してきた墨子に向かって、占い師は言いました。

占い師
占い師

北へ向かうのは良くないと、お伝えしましたのに…

すると、墨子はこう反論したのです。

墨子
墨子

南方から北へ行けなかった者には、色が黒い人も白い人もいる

同様に北方から南へ行けなかった者にも、色が黒い人も白い人もいる

あなたの占いが正しいというのならば、これは一体どういう訳なのか

「墨子と占い師」の教訓

このお話から学べる教訓は何でしょうか。

私が読み取った教訓は以下です。

「墨子と占い師」の教訓
  • 重要な決定は自分でするべし!

重要な決定は自分でするべし!

choice

今回の墨子の行動、あなたはどう感じますか?

北に行くのはやめとけって言われたのに…

なんでいうこと聞かずに行っちゃったんだろう

と思われた方もいるでしょうか。

たしかにわざわざ占ってもらっておいて助言を無視するというのは、

ちょっと違和感を感じる部分もあるかもしれません。

しかし、これは墨子の明確な意思の表れと読み取ることができます。

それは、「助言は聞くけど、最後にどうするかを決めるのは自分自身」ということです。

今回のお話では結果的に占いどおりの結果になったわけですが、占いはあくまで占い。

占いを信じて北に向かわないことが逆に時間の無駄になってしまう可能性だってあったのです。

占いが当たっていようとはずれていようと、

最終的に自分で下した決断ならどんな結果になったとしても、ある程度納得できるでしょう。

墨子の場合は、1日足止めを食らう程度のことで済みましたが、

たとえば、

  • 世間体がいいからという理由で、自分はあまり魅力を感じない企業への転職をすすめられる
  • 頑張って貯めた貯金の投資先について、よく知らない金融商品をすすめられる

のように、その後のあなたの人生に大きく影響を及ぼすような決断の場合はどうでしょう。

仮に自分がよく分からないまま周りの助言どおりに動いて

期待したような結果にならなかった場合、

その後ずっとモヤモヤを抱えたまま毎日を過ごすことになります。

凡才
凡才

だからこそ、助言は参考にしつつも

最後の決断は自分で下すべきなのです

それが重要な選択であればあるほど、自分で決めたかどうかが後々効いてきます。

助言は助言としてありがたく参考にさせてもらいつつ、

最終判断は自分の感覚を信じましょう!

まとめ

今回は、寓話「墨子と占い師」のあらすじとそこから学べる教訓を紹介しました。

墨子と占い師

墨子は占いを無視したが、結果として無駄足を食ってしまった

  • 重要な決断は自分でするべし!

どれだけ信ぴょう性のある助言をもらえるかも大事になりそうだね!

凡才
凡才

そのとおり!

助言も最終判断の重要な材料になるため、

情報の質には気を付ける必要がありますね

以上、凡才でした。

よろしければ次の記事もご覧ください。

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