【まずはあなたから始めてみては】寓話「悪い人がそろった家」の教訓

ビジネス

こんにちは、凡才です。

気軽に読める寓話を通して、

人生を豊かに生きるヒントを考えるシリーズです。

今回は「悪い人がそろった家」というお話です。

あなたにはこんな経験ありませんか?

この記事がためになる人
  • 自分のまわりではケンカやいざこざが多いと感じている人
  • できるだけストレスの少ない環境で過ごしたいと思っている人

思い当たるフシがあるなら、今回の記事がためになります。

ぜひ最後までお付き合いください。参考書は以下です。

あらすじ

早速あらすじを見ていきましょう!

悪い人がそろった家 1

ある村で2組の家族が隣り合って暮らしていました。

  • 1軒は7人家族で、争いもなく仲良く暮らしていました
  • もう1軒は3人家族でしたが、毎日ケンカが絶えない日々を送っていました

あるとき、3人家族の主人が7人家族の家を訪ねて聞きました。

3人家族の主人
3人家族の主人

あなたの家族は7人もいるのにケンカがないと聞きます

私の家族は3人しかいないのに毎日ケンカばかりです

どうしてそんなに仲良く暮らせるのですか?

すると7人家族の主人は答えました。

7人家族の主人
7人家族の主人

それはおそらく、我が家は悪者ばかり集まっているからで

あなた様の家は善い人ばかりお集りだからでしょう

どういうこと?

善い人が集まっているんならケンカなんか起きないはずでしょ

凡才
凡才

続きが気になる言葉ですよね!

話し方が上手です(笑)

さて、7人家族の主人の言葉の真意はどういうことなのでしょうか。

続きを見ていきましょう。

悪い人がそろった家 2

3人家族の主人は納得いかずに尋ねました。

3人家族の主人
3人家族の主人

分かりませんね。

悪者ばかりならケンカばかりになるのではないですか?

7人家族の主人
7人家族の主人

いえいえ、難しいことではありませんよ。

たとえば我が家で茶碗が割れたとしても

「それは私が悪かった」「いや私の不注意だった」「いやいや私が軽率だった」

と自分が悪者になる競争をします。

だからケンカの起こりようがないのです。

おそらくあなたの家では、茶碗が割れたとしても

「誰がこんなところに置いたんだ、落とした私は悪くない」

「棚の作りが悪いからだ、棚に置いた私は悪くない」

といった感じでみんなが善い人になろうとしているのではないですか?

これではケンカがなくなることはありません。

これを聞いた3人家族の主人は、たいそう深く納得し目を覚ました。

それ以後3人家族も互いに譲り合うことに努め、ケンカのない円満な家庭になりました。

「悪い人がそろった家」の教訓

さて、このお話から学べる教訓は何でしょうか。

私が感じた教訓は以下です。

「悪い人がそろった家」の教訓
  • 自責思考の環境にいるとストレスが減る

自責思考の環境にいるとストレスが減る

7人家族と3人家族の最大の違いは「自責思考か他責思考か」という点です。

  • 他責思考:問題や想定外のことが起こったとき、「自分は悪くない」「あいつがあんなことをしたからだ」と思う考え方
  • 自責思考:問題や想定外のことが起こったとき、「自分がああしていれば防げたかも」と思う考え方

あまりに過剰な自責思考はそれはそれでよくないのですが、

基本的なスタンスとして自責思考がある環境の方がストレスは少ないです。

たとえば社内で不良品が発生したとき、

  • 「自分はいつも通り作業しただけで特におかしなことはなかった。自分が作業した後に誰かが触ってしまったに違いない。社内の管理体制はどうなってるんだ。」
  • 「いつも通り作業していたつもりだったけど、もしかしたら作業後のチェックが甘かったかもしれない。チェック表を作って記録をつけるようにしよう」

どちらが建設的な話ができるかは、明らかですね。

他責思考では自分を顧みることや責任感を感じることがないので、

自責思考に比べ成長しにくいというデメリットもあります。

職場でも家庭でも基本はみんなが自責思考でいると、

争いごとが減って過ごしやすくなります。

そりゃあ、理想はそうかもしれないけど

家でも職場でも「自分が悪かった」なんて言ったら、

そうだそうだ!って責め立てられるんじゃない?

凡才
凡才

意外に感じるかもしれませんが、

自責思考の人を責め立てることはなかなかしにくいものですよ

むしろ自分が自責思考をできるようになると、周りも自責思考になっていくこともあります。

「好意の返報性」といって、

自分に対して好意的な言動をしてくれた人には同じように好意的な態度を返したくなるからです。

「あなたは悪くない。こちらが悪かった」と自分に対して好意的な態度をとってきた人に対して、

「そうだ!お前が悪いんだ!」という人はなかなかいません。

たいていは「いや、そういわれるとこちらにももっとやりようがあったと思うよ」

みたいに自分も自責思考で考えてみるものです。

自分が過ごしやすい環境にするために、自分から自責思考を始めてみてはいかがでしょうか。

自責思考と他責思考については、以下の記事も参考になります。

まとめ

今回は、寓話「悪い人がそろった家」のあらすじとそこから学べる教訓を紹介しました。

悪い人がそろった家

みんなが悪者になろうとする7人家族はケンカがなく、みんなが善い人になろうとする3人家族はケンカが絶えなかった

  • 自責思考の環境にいるとストレスが減る

まずは自分から始めて、周りに広めていくイメージでやってみるよ!

凡才
凡才

自分自身が責任感じすぎて病んでしまっては本末転倒なので、

バランスをとりながら実践してみてくださいね

以上、凡才でした。

よろしければ次の記事もご覧ください。

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