こんにちは、凡才です。
あなたは「最近、老けてきたな」と感じることはありませんか?
現代は、食事・運動など自分で意識して行動しないと、
老化が進行していくような要素が溢れています。
そんな背景もあり、若々しさを維持しようという
「アンチエイジング(anti-aging)」が注目されるようになってきました。

なるべく老化を抑えていつまでも若々しくいたい

無理のない範囲で効果的な老化対策がしたい
という願望は、老若男女問わず多くの人が抱くものではないでしょうか。
そこで本記事では、原因を理解するということで
「老化の原因5選」について、紹介していきます。
さらに次回以降の記事で、「老化を抑える生活習慣」についても解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
参考書は以下です。
著者紹介
はじめに参考書の著者紹介です。

今回の参考書の著者:満尾 正氏は、
北海道大学医学部卒業後、救急救命医療に従事しながら
ハーバード大学で2年間アンチエイジング医学を学び、
帰国後の2002年に日本初の「アンチエイジング専門クリニック」である
満尾クリニックを赤坂に開設されています。
いわば日本におけるアンチエイジング医療の先駆者なのです。
アンチエイジング(anti-aging)とは、直訳すると「抗加齢」「抗老化」を意味し、
一言で言うなら老化を遅らせて、若々しくいようという意味合いの言葉です。
アンチエイジング医療は、病気の治療が目的ではなく、
「将来の末永い健康」を目指すもので、
「10年先の健康をつくる医学」や「積極的予防医学」とも呼ばれています。
今回の参考書は、そんな著者がアンチエイジング医療の研究成果や
自らの治療経験をもとに、老けにくい習慣をまとめたものです。

素人が自分の感覚だけを基に書いたような本ではないので、
情報元としては信頼できますね
老化の原因5選

老化しにくい習慣を紹介する前に、
まずは老化が進行する原因について説明していきます。
老化の原因となるのは以下の5つです。
- ホルモン分泌の変化
- 化学物質
- 現代型栄養失調
- 糖質のとりすぎ
- 細胞の変化
順番に見ていきましょう。
ホルモン分泌の変化
人間には
- 女性ホルモン(エストロゲン)
- 男性ホルモン(テストステロン)
と呼ばれるホルモンが分泌されています。
これらの分泌量の変化が老化を早める一因になります。
- 肌をみずみずしく保つ
- 体型を維持する
- 血管をしなやかにキープする
- 筋肉と骨格の成長を促す
- 性欲の源
- 集中力、やる気を持続させる
「男性」「女性」とついているものの、
どちらかだけしかないということではなく、
性別問わずどちらも分泌されています。
しかし、これらのホルモンは、
ピークの時期やペースは違うものの、
40歳以降になるとどちらも量は減少していきます。

特に女性の場合は、変化が急激なため、
だるさ、肩こり、イライラといった不調が起こりやすくなります。

いわゆる「更年期障害」ってやつね…
年齢による変化はある程度しょうがない部分もあります。
ただ、女性ホルモン、男性ホルモンともに「DHEA」というホルモンが原料になっており、
このDHEAの量はストレスなどの影響によっても低下します。

DHEAの量を変化させる要因をなくせば、
ホルモン分泌の変化による老化を抑えられる、
ということですね
化学物質

各地で昼夜を問わず様々なものが生産されている現代、
私たちは常に化学物質に囲まれて暮らしています。
さらに、土壌や海水を通じて
- 水銀
- カドミウム
などの有害金属が作物や魚介類に取り込まれ、
それを食べた人間の体内に微量ずつ蓄積されていくこともあります。
もともと私たちの体には
このような毒を排泄する機能が備わっているものの、
年齢とともにこの力は弱まっていきます。

年齢を重ねてからは、
「体に入れるものに気を遣う」意識がより一層大事になる
ということです
現代型栄養失調
「飽食の時代」と言われるほど、24時間いつでも食べ物を食べられる昨今ですが、
果たして私たちが食べたものは、
私たちを元気にするために効果を発揮してくれているでしょうか?
現代に生きる我々の多くが、脂質や添加物がたっぷり入った食品を多く食べる一方で、
体に必要なビタミンやミネラルなどが慢性的に不足している状態です。

著者の満尾氏はこれを「現代型栄養失調」と
表現しています
老化を抑え、若々しい体を維持するには、
漫然と食べるだけでは不十分なのです。
糖質のとりすぎ

糖質は体を動かすエネルギー源として必要なものです。
しかし、麺類やどんぶり、間食のチョコレートや菓子パンなど、
現代人は糖質を過剰にとりすぎな傾向があります。
過剰な糖が体内のタンパク質と結合して「糖化」すると、
- 肌のハリがなくなる
- 骨がもろくなる
- 動脈硬化が起きやすい
などの弊害が出てきます。
しかも、1度糖化した細胞は決してもとには戻りません。
これによって、全身の老化がどんどん進行していくのです。
細胞の変化
言うまでもないことですが、人間が生きていくためには「酸素」が欠かせません。
私たちの体は、食物から取り込んだ糖質や脂質に
酸素を反応させてエネルギーを作っているのですが、
このときに発生するのが「活性酸素」と呼ばれるものです。
厄介なことにこの「活性酸素」は、細胞を酸化させて傷つける性質があります。
そこで我々の体には活性酸素の毒性を取り除く
「SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)」といった酵素が備わっていますが、
その働きも年齢とともに衰えていきます。

男性の皆さん、「SOD」と聞いてもドキッとしないでください(笑)
また、働き盛りの年代では
- 酒の飲みすぎ
- 食べすぎ
- ストレス
といった活性酸素を増やす生活要因が加わりがちです。
生活習慣によって活性酸素を増やさないようにすることが、
全身の老化予防につながります。
以上、5つが老化の主な原因です。
よくこういう生活習慣の話題になると、

体質だからどうしようもない

親戚にも糖尿病が多いから
といった感じで諦めてしまう人がいますが、諦めることはありません。
アンチエイジング医療の分野で「生活習慣と遺伝子」が
健康状態に及ぼす影響を調べた調査があるそうですが、
遺伝子が決定する要素は全体の2~3割程度のものであるという結果が出ています。
残り7~8割は生活習慣によって決まる、つまり
「あなた自身の選択/努力によってコントロールできる」
ということです。
老化を防ぐ4方面の習慣

参考書では、以下の4つの柱を中心として、
老化を防ぐ習慣が紹介されています。
- 食事
- 運動
- 睡眠
- 心の持ち方
詳細についてはそれぞれの記事で詳しく紹介しているので、
気になったものからご覧ください。
食事の習慣

ここまでで見てきたように、老化を抑えるうえで食事を見直すことはとても重要です。
「何を食べるか」「何を食べないか」を意識して、
自分の体に入れるものをしっかり選べるようにしましょう。
運動の習慣

運動が健康にいい、そんなことは百も承知
だけどしんどくて、時間がなくて、タイミングがなくて実践できてない
という方も多いと思います。
ここでは、なるべくしんどくない、日常生活に取り入れやすい運動習慣について
紹介していきます。
睡眠の習慣

食事、運動とくれば、睡眠も大事です。
一般的に人間は、人生の1/3もの時間を寝て過ごします。
それほどの時間を費やすからこそ、習慣の選択のインパクトも大きいです。
ぜひ、良い睡眠習慣を身につけましょう。
精神の習慣

最後には、老化を進める「活性酸素」の元となるストレスをなるべく増やさないため、
心の持ち方の習慣について紹介していきます。
ストレス社会と言われる現代、
意識していないと過度なストレスに身を削られることになります。
心の持ち方を見直して、程よいストレスとの付き合い方を学びましょう。
以上が、参考書で紹介されている4方面での「老化を抑える習慣」です。
もちろんすべてを取り入れる必要はありません。
それぞれの記事を読んでみて「できそう」「やってみようかな」と思ったものから、
気軽に試してみてください。
まとめ
今回は、「老化の原因5選」について紹介しました。
- ホルモン分泌の変化
- 化学物質
- 現代型栄養失調
- 糖質のとりすぎ
- 細胞の変化
さらに、4方面に分けて「老化を防ぐ習慣」についても紹介しました。

まずは、すぐに実践できそうなところから試してみようかな

アンチエイジングの効果は1朝1夕で現れるものではありませんが、
1つでも実践した場合と何もしない場合では
将来きっと違いが現れてくるでしょう!
参考書には記事で紹介しきれなかったものも含めて、
全16個の習慣が紹介されています。
今回の記事で気になった方はチェックしてみてください。
以上、凡才でした。
そのほかライフスタイルについて興味がある方は、
よろしければ次の記事もご覧ください。
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