こんにちは、凡才です。
気軽に読める寓話を通して、
人生を豊かに生きるヒントを考えるシリーズです。
今回紹介するのは「アリとセミ」というお話です。
- とにかく今を我慢して将来に向けた備えをしている人
という方に役立つ記事です。
ぜひ最後までお付き合いください。
参考書は以下です。
あらすじ

あらすじを見ていきます。
ある冬の日、アリは夏の間に蓄えておいた食べ物を巣穴から出して乾かしていました。
するとお腹をすかせたセミがやってきて、
自分にも食べ物を少し恵んでくれ、と頼んできました。
アリが「君は夏の間、何をしていたの?」と聞くと、
「歌うことで忙しかったんだ!怠けていたわけじゃないよ!」とセミが答えます。
するとアリは笑って、食べ物を巣にしまいながら言いました。
「夏に笛を吹いていたのなら、冬は踊ってたらいいんじゃない?」

なんか「アリとキリギリス」に似たお話だね

するどい!
じつはこの寓話は「アリとキリギリス」のもとになったお話です
このお話が生まれたのはギリシャ地方だったのですが、
セミが生息していない北ヨーロッパに伝わっていく中で
セミ → キリギリス へと変化したのです
「アリとセミ」の教訓
さて、この寓話から学べる教訓は何でしょう。
私が得た教訓について紹介します。
- 将来への備えと今を楽しむことのバランスが大事!
将来への備えと今を楽しむことのバランスが大事!


えぇっ!
こういう話の教訓と言えば「怠けずまじめに生きよう」じゃないの?

もちろんそれも教訓の1つではありますが、
せっかくならちょっと違った切り口の教訓をと思いまして
たしかにアリのような勤勉な生き方は、きわめて合理的で堅実です。
しかしその一方で、
「夏に歌ったり遊んだり人生を豊かにする時間を犠牲にした」
という見方をすることもできます。

そんな大げさな…普段からきびしい時期に備えるのは当たり前じゃん
と思われるかもしれませんが、
この寓話のアリの生き方は身近にたとえると以下のような感じです。
冬の電気代・食費の値上がりに備えて
冬以外の季節は生活費をきりつめて、外食や趣味への出費もせず淡々と貯金をする
いかがでしょう。
果たして「豊かに暮らせている」といえるでしょうか。

冬への不安は薄まりますが、心の潤いはなくなりそうですよね
いわば、この寓話のアリとセミの生き方は両極端なのです。
- 心を無にして修行僧のようなストイックさで冬に備えたアリ
- 夏にヒャッハーしすぎて冬の備えが全くできていないセミ
どちらも大事ですが、どちらかだけでは豊かに暮らせません。
要は「今の楽しさ」と「未来への備え」のバランスが大事ということです。
まとめ
今回は、寓話「アリとセミ」のあらすじと教訓を紹介しました。
アリは心を無にしすぎたし、セミは夏にヒャッハーしすぎた
- 今の楽しみと将来への備えのバランスが大事!

今も豊かに楽しみつつ、将来にも備えよう!

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以上、凡才でした。
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