こんにちは、凡才です。
気軽に読める寓話を通して、
今よりちょっと豊かに生きるヒントを学ぶシリーズです。
- お子様への読み聞かせの題材として
- 大人の皆さんは何を学べるか考えてみる
などにお使いください。
今回のお話は「6人の盲人と像」です。
- 悩んでいる問題がある人
- 会議や話し合いをする機会が多い人
参考書は以下です。ぜひ最後までお付き合いください。
あらすじ

さっそくあらすじを見ていきましょう!
あるとき、6人の盲人(目の見えない人)が象を触って、その正体を突き止めようとしました。
- 1人目の盲人は象の鼻に触り、「象とはヘビのようなものだ」と言いました
- 2人目の盲人は象の耳に触り、「象とはうちわのようなものだ」と言いました
- 3人目の盲人は象の足に触り、「象とは木の幹のようなものだ」と言いました
- 4人目の盲人は象の胴体に触り、「象とは壁のようなものだ」と言いました
- 5人目の盲人は象のしっぽに触り、「象とはロープのようなものだ」と言いました
- 6人目の盲人は象の牙に触り、「象とは槍のようなものだ」と言いました
6人はみんな自分の意見が正しいと主張し合い、
いつまでたっても結論が出ることはありませんでした
「6人の盲人と象」の教訓
さて、この寓話から学べることは何でしょうか。
人によっていろいろ受け取れるでしょうが、私が感じた教訓は以下の2つです。
- ものごとは多角的にみるべし!
- ほかの人の意見も受け入れる素直さを持とう
ものごとは多角的にみるべし!


1人1人の主張は決して間違っているわけじゃないけど、
それだけが象の正体かといわれると微妙だね…

そうなんです!誰も間違ってはいないんです
が、かといって満点の正解とも言えないんです
私たちは象の外見をイメージできるので、6人の議論の不毛さがわかりますね
象の場合はイメージできる人にとっては笑い話ですが、
気づかないうちに私たちもこの6人のような状況に陥ることがあります。
たとえば以下のような経験、あなたにもありませんか?
- ある人の1部分だけをみて「あの人は○○な人だ」と考える
- ずっと悩んでいた問題が、切り口を変えたら解決策が見えてきた
誰しも1つのことに集中すればするほど、視野が狭くなってしまうものです。
ですが、現実のものごとは1つの視点で完結するほど単純ではありません。
だからこそ1つの視点に凝り固まらず、
いろいろな視点からものごとを見ることが大事なのです。
ほかの人の意見も受け入れる素直さを持とう
今回の寓話では、
6人それぞれが象の別の部分を触り、別の印象を抱いていました。
じつはこの時点で、「多角的に見る」ことに関してはある程度達成できていたといえます。
しかし、彼らはお互いの意見を受け入れ、結論に反映することができませんでした。
ここで大切になるのが「自分と異なる意見も聞き入れる素直さ」です。

自分の方が正しい!って思っちゃう気持ちは分からなくもないけどね

確かに、それも分かりますね
会議などでも自分と相反する意見って、どうしても否定したくなりますよね。
ですが、もし6人の盲人たちがお互いの意見を受け入れ、
以下のような結論に達していたとしたら
象とは、
ヘビのような鼻と
うちわのような耳と
木の幹のような足と
壁のような体と
ロープのようなしっぽと
槍のような牙
をもった生き物だ
象の特徴をかなり正確にとらえることができていたと思います。
自分と違うからといって拒絶してしまうのではなく、
受け入れる素直さを大事にしたいですね。
まとめ
今回は、「6人の盲人と象」の寓話のあらすじとそこから学べる教訓を紹介しました。
自分視点の意見しか信用できなかったら、でる結論もだせない!
- ものごとは多角的にみるべし!
- ほかの人の意見も受け入れる素直さを持とう

シンプルながらドキッとさせられる寓話だったね

この寓話の盲人のようにならないように気をつけましょう!
以上、凡才でした。
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