こんにちは、凡才です。
「ロジカルシンキング」という言葉を聞いたことがありますか?
直訳すると「論理的思考」、ものごとを筋道立てて考える力のことです。
一般的に理系の人が優れていると言われるアレです。

私は理系出身ですが、論理的思考には全く自信がありません(笑)
人それぞれですね
学校でも会社でも「論理的に考えろ」とは言われるものの、
なかなか具体的な手法にまで落とし込んで学ぶことはないので、
どういう考え方をすればロジカルシンキングになるのか分からない
という方もおられると思います。
そこで今回は、ロジカルシンキングの大まかな流れについて紹介していきます。

ロジカルシンキングってどうやるの?
という方に役立つ記事です。ぜひ最後までお読みください。
参考書は以下です。
ロジカルシンキングのメリットと注意点
いろいろな場面で要求されるロジカルシンキングですが、
論理的思考ができるようになると何が嬉しいのでしょうか。
まずは、ロジカルシンキングのメリット注意点をご紹介します。
ロジカルシンキングができるメリットは、以下の4つです。
- 問題に応じた的確な提案ができる
- 物事の分析ができる
- コミュニケーションが円滑になる
- 生産性が上がる
問題に応じた的確な提案ができる
論理的に考えられるようになると、
原因を突き止めて、今ある問題に対して的確な対応をとることができます。
これにより「問題解決能力」の向上が期待できるのです。
また、相手の求めていることを感じ取り、要望に応えられる提案ができる
「提案力」も鍛えることができます。
物事の分析ができる
「なぜそうなるのか?」を考えることで、ものごとを深く理解することができます。
このような「分析力」は、研究でも仕事でも求められる重要なスキルと言えます。
コミュニケーションが円滑になる
相手が伝えたいことを理解できる、
また、自分の考えを順序だてて説明できるので、
ロジカルシンキングによって円滑な意志の疎通が可能になります。
生産性が上がる
論理的に考えられるようになると、
「昔からやっている」という理由だけで続けられている無駄な作業
別のタイミングでまとめて済ませられる作業、など、
無駄となっている部分をあぶりだすことができるようになります。
結果的に「仕事の生産性向上」といった効果が期待できるのです。
以上が「ロジカルシンキングのメリット」です。
続いて、ロジカルシンキングの注意点についてです。
- クリエイティブな発想は浮かびにくい
- アクションに移るのが遅れがち
- 人は感情で動く
クリエイティブな発想は浮かびにくい
ロジカルシンキングは前例や実例などから結論が導かれます。
そのためまったく前例のないような、新しいことを考えるのには不向きです。
クリエイティブな発想には、別の記事で紹介する「ラテラルシンキング」が適しています。
アクションに移るのが遅れがち
論理の整合性の判断、前提となる思考材料の準備などが必要になるため、
ロジカルシンキングには時間がかかることが多いです。
準備の段階で時間がかかるので、
実際にアクションを起こすのは遅くなりがちです。
人は感情で動く
どれだけ論理的に正しいことを言っても、それだけでは何かを変えることはできないでしょう。
なぜなら「人は感情で動く」からです。

○○した方がいいのは分かってるんだけど、
あの人の言いなりになるの嫌だなー

ちょっと手間は増えるけど、○○さんの頼みだからしょうがないか!
というような経験、あなたにもありませんか?
人は論理だけで動きません。正論だけを振りかざしても、
人が賛同してついてきてくれなければ、何も変えることはできないのです。
大切なのは「感情にも寄り添うバランスを持つこと」です。
くれぐれも巷で流行りの「論破」などしないように注意しましょう。

相手を論破して
物事が好転することは基本的にないです
以上がロジカルシンキングの注意点です。
これらを踏まえたうえで、ロジカルシンキングのステップについて紹介します。
ロジカルシンキングの4ステップ
はじめに結論です。
ロジカルシンキングは、大きく以下の4ステップに分かれます。
- まず根拠から考える
- 起きていることを正しく認識する
- 数字を使って表現する
- 上手に伝えて上手に聞く
まず根拠から考える

ロジカルシンキングのいわば「土台」になる部分です。
ロジカルに考えるために重要なのは「根拠」をしっかり考えられること。

これについてのあなたの意見は?

○○すべきだと思います!

なぜそう思うの?

…
このような「根拠」がない主張には説得力がありません。
そして意外と「根拠」をよく考えないまま主張をする人も多いです。
ここでは根拠を考えるときに、何を意識すればいいか紹介します。
起きていることを正しく認識する
いわゆる「分析」と言われる、ロジカルの起点になる考え方です。
正しく認識するのに必要なのは、見ているものの「解像度」を上げていくことです。
どのように解像度を上げていけばいいのか、その手法を紹介していきます。
数字を使って表現する

ロジカルに考えるには、数字を上手く使うことが重要です。
「たくさん」と言っても人によって想像する量にばらつきがありますが、
「1000」と言われれば万人が同じ量を認識できます。

数字に仕事をさせることで、主張に実感と厚みを持たせることができるんですね!
データとして根拠に使う、分解して意味を見出すなど、数字を活用するための考え方を学びます。
上手に伝えて上手に聞く

自分だけがロジカルに考えられても、伝えられなければ成果になりません。
なぜならほとんどの場合、1人だけで完結することは少なく、周りの人の協力が必要だからです。
そこで必要なのが「伝える力」と「聞く力」です。
自分1人の頭の使い方ではなく、他者との関係性も意識したうえでの頭の使い方が必要なのです。
ここでは、どうすれば上手く伝わり、上手く聞くことができるのかを学んでいきます。
以上がロジカルシンキングの4ステップです。
各ステップの詳細については、それぞれの記事で紹介していますので、
興味がある方はぜひ各ページでご覧ください。

ネットで「ロジカルシンキング」と検索すると、
「演繹法」「帰納法」「弁証法」など難しそうな単語が出てきますが、
今回の記事ではそういう難しい言葉はなるべく使わず、
誰でも理解しやすいように意識しました!
まとめ
今回は、ロジカルシンキングの4ステップを紹介しました。
- まず根拠から考える
- 起きていることを正しく認識する
- 数字を使って表現する
- 上手に伝えて上手に聞く

ステップが具体的になると、自分もロジカルに考えるようになれる気がしてきた!

ロジカルシンキングは、プレゼンをするときや会議資料を作るときなど幅広い場面で応用できます!
一緒に勉強して、周りから1歩リードしちゃいましょう
参考書にはこのほかにも、
AIが発達していく将来において「人間がいかに考えるべきか」という時代に合わせたテーマも盛り込まれています。
難しい専門知識はなく、具体例豊富で誰でも読みやすい内容なので、
気になった方はチェックしてみてください
また、ロジカルシンキングの補完的思考法として、
「ラテラルシンキング」というものがあります。
以下の記事で紹介していますのでよろしければご覧ください。
以上、凡才でした。
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