こんにちは、凡才です。
前回は「仕事を片付けるときの心構え」について紹介しました。
どんな気持ちで仕事に臨めばいいかをイメージしていただけたのではないでしょうか。
今回は仕事術のキモ「仕事を素早く片付けるノウハウ」について紹介します。

なにをどうすれば、仕事のスピードが上がるの?

具体的な仕事術の方法が知りたい
という方に役立つ記事です。ぜひ最後までお読みください。
引き続き参考書は、「自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術」です。
高速で仕事を片付けるノウハウ4選
はじめに結論です。
高速で仕事を片付けていくためのノウハウは、以下の4つです。
- 5秒ルールを使う
- タイムアタック時間術
- マルチタスクをしない
- 潜在意識のパワーを知る
順番に見ていきましょう。
5秒ルールを使う

「あれやらなきゃいけないけど、やる気出ないな」
という経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。
人は誰しも、「苦手なもの」「新しいこと」「難易度の高いこと」にチャレンジするとき、
不安がもとで行動を起こせなくなる傾向があります。
そんなときに実践したいのが、「5秒ルール」です。
やり方はいたってシンプルで、
行動しようと思った時、「5,4,3,…」とカウントダウンして、ゼロになるまでに必ず行動を起こす
というものです。

「いつでも」「どこでも」「誰でも」実践できる、シンプルかつ効果的なテクニックです!
脳科学で明らかになっていますが、人間は「やる気になったから行動する」だけでなく、
「行動するから脳がやる気になる」ということが起こるからです。
「自分でカウントダウンする」という行動をトリガーにして、
やる気物質であるドーパミンが分泌され、脳を「やる気モード」にもっていくことができるのです。

確かに、仕事でも学校でも「家を出るまでが一番憂鬱」かも…
実際行動を起こしてしまえば、あとは脳がやり遂げようとしてくれます。
つまり行動につながるトリガーさえ自分で引ければ、脳はコントロールできるのです。
「5秒ルール」は、誰でも仕事に応用できます。
口に出すか、心のなかでカウントダウンするだけです。ゼロになる前に必ず行動を起こしましょう。
グダグダ悩む時間が無くなり、素早くアウトプットが開始できるようになります。
タイムアタック時間術

時間を短く区切って、自分で締め切りを設定するのも、ドーパミンを出すために有効な手法です。
人間には「与えられた時間をすべて使おうとする」という傾向があります。
これは1958年にイギリスの歴史学者、シリル・ノースコート・パーキンソンが発表したことから、
「パーキンソンの法則」として知られています。
特に丁寧に仕事をしようという意識が強い人ほど、この傾向が顕著です。
たとえば同じ分量の仕事でも、
(A)「締め切りないから時間の空いた時にやる」
(B)「1週間後までにやる」
(C)「今日中にやる」
というパターンを考えれば、(C)がもっとも集中しそうなのは、
なんとなくイメージできるのではないでしょうか。
短い制限時間だと時間内に終わらせようとして余計なことに意識が向かないので、高い集中力で目標にフォーカスできるのです。
これを活かして、ストップウォッチやスマホのタイマー機能を使い制限時間までを測りながら仕事をすると、集中するのに効果的です。
もしも制限時間を使い切ってしまったら、その時点でいったん中断し、1度席を立って背伸びや散歩など軽い運動をしてリフレッシュしてから再チャレンジすると良いです。
制限時間を無視していい、と認識すると、この方法の効果がなくなるからです。

決して、「時間内に終わらなかった」と落ち込む必要はありませんよ
再度時間設定すればいいのですから
ちなみに、おすすめの制限時間は「90分」です。
これは「ウルトラディアンリズム」に基づいた設定で、脳科学的にも根拠のあるやり方です。
このウルトラディアンリズムに則って、90分集中を3回設定するのをおすすめします。
さらに、90分サイクルの後に20分休憩を挟めると、だらけることなくサイクルを回すことができます。
高速で仕事を片付けたいなら、ぜひ「90分×3セット仕事術」を使ってみましょう。
マルチタスクをしない

世間では「マルチタスク」が重宝されています。
しかし、集中するという面ではマルチタスクはよろしくありません。
そもそも、脳はひとつのことにしか集中できないからです。
これはスタンフォード大学の研究でも明らかになっており、
神経科学者のエヤル・オフィル博士は、
「人間はマルチタスクなどしていない」
「注意を向けるタスクを次々に切り替えているだけだ」
と述べています。

意外!マルチタスクしてるように見える人も、実はそういうわけではないんだね!

実際は「高い集中力のシングルタスクを連続で行っている」ということです!
たしかに、シングルタスクで取り組んだ方が高いパフォーマンスを発揮できます。
これを活かして、とにかく集中するときは1つの仕事にフォーカスしましょう。
集中している時間中は、そのほかの雑務やメール処理は無視が基本です。
潜在意識のパワーを知る

ここまでが高速で仕事を片付けるノウハウですが、
「そんなことできない!」
「自分には無理だ!」
と考えた方は注意が必要です。
私たちは、自分に言葉に無意識に同化しようとする「暗示の感受習性」という性質があります。
「できない」「やりたくない」など、ネガティブな言葉を口にしていると、
できることでもどんどんできなくなっていきます。
これは「潜在意識」の働きによるものです。
よく氷山にもたとえられますが、私たちの意識の90%以上が、潜在意識に左右されると言われています。
そして潜在意識は、私たちが知らないところで言葉の影響を強く受けています。
冗談でも「できない」「無理」といった発言を繰り返していると、
潜在意識に刷り込まれて本当にできなくなってしまうのです。
心から仕事術をものにしたいのなら、
「自分ならできる!」「やってみたい!」といった前向きな言葉を潜在意識に入れていくことが大事です。
さらに、この潜在意識は他人からかけられる言葉にも大きく左右されることにも注意してください。
言葉の悪影響を避けるために、「ネガティブ発言をする人」にはできるかぎり近づかないようにしましょう。

会話術の記事でも紹介したとおり、苦手な人と無理に距離を詰める必要はありません
業務上支障がないのであれば、何もすべての人とかかわらなくてもいいのです。
まとめ
今回は、「高速で仕事を片付けるノウハウ4つ」を紹介しました。
- 5秒ルールを使う
- タイムアタック時間術
- マルチタスクをしない
- 潜在意識のパワーを知る

具体的なテクニックが分かると、実践していけそう!

1つ実践するだけでも効果があると思います!
できそうなことから1つずつでもいいので、実践してみてください。
いつもより早く仕事が終わるかも知れません。
以上、凡才でした。
よろしければ次の記事もご覧ください。
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