こんにちは、凡才です。
周りと一線を画す発想である「ラテラルシンキング」について、
以下の記事で概要を紹介しました。
今回は、具体的なテクニックに入る前に意識しておくべき、
「ラテラルシンキングに必要な3つの力とその鍛え方」について紹介していきます。

ラテラルシンキングなんて、頭が良い人しかできないんじゃないの?

どんな力が必要なの?
という方に役立つ記事です。ぜひ最後までお読みください。
参考書は以下です。
ラテラルシンキングに必要な3つの力
はじめに結論です。
ラテラルシンキングに必要な力は、以下の3つです。
- 疑う力
- 抽象化する力
- セレンディピティ
順番に見ていきましょう。
疑う力

ラテラルシンキングの大敵ともいえるもの、それは「固定概念」です。
「~であるべき」「~であるはず」といった枠にとらわれた考え方が、
自由な発想の広がりを阻害してしまいます。
こうならないために必要なのが「疑う力」です。
あらゆることの前提を疑うことで、思い込みから解放されます。
「疑う力」を鍛える魔法の言葉があります。
「なぜ?」「本当に?」「今はね」
「なぜ?」という言葉は固定概念を破るために最も効果的な言葉です。
以前紹介したように、アイデア発想にも使えます。
さらに、「本当に?」で前提となる情報を、「今はね」で時間の普遍性を疑ってみる
ということです。

人の言うことを信じずに疑えってこと?そんな人だと嫌われない?

確かに、相手が言ったことにいちいち「本当に?」と疑えば、敬遠されるでしょう。
大事なのは「相手」を疑うのではなく、「提示された前提」を疑うことで、
人間関係を壊すような疑い方はもちろんNGです。
ちなみに、嫌われる人の話し方については、以下の記事も参考になると思います。
さらに、「疑う力」を鍛えるために「自分と異なる価値観の人」と話すのも効果的です。
例えば、以下のような人です。
- 外国人
- 世代が違う人
- 異業種の人
このような、自分と「遠い」世界の人と話してみると、
自分が当たり前だと思っていた前提が崩れる、という経験をすることがあると思います。
この経験が「疑う力」を高めるのにぴったりなのです。
積極的に自分と違う世界の人たちと話してみましょう。
抽象化する力

抽象化とは、一言で言えば「本質」や「機能」に注目することです。
抽象化は大まかに以下のようなステップで考えます。
対象の特定 → 抽象化 → 具体化
例えば、「鉛筆」を例に考えると、
「鉛筆(対象の特定)」
「書くもの(抽象化)」
「ボールペン、筆、パソコンetc…(具体化)」
といった形で、すでに存在するものを他のもので代用できないかを
考えることができます。
「抽象化する力」を鍛えるのに効果的なのが、
ひとつ対象を決めて、それについて「○○するもの」という機能を30個考えてみる
という方法です。
例えば「新聞」で考えてみると、
「情報を伝えるもの」「広告を載せるもの」「包むもの(陶器、野菜など)」「敷くもの(果物の皮をむくとき)」「型崩れを防ぐもの(カバン、靴など)」「汚れを防ぐもの(焼肉店など)」…
といった感じです。これを繰り返していくと、
ものごとを「抽象化する力」が磨かれていきます。
セレンディピティ

英語の「セレンディピティ(serendipity)」という言葉をご存じですか?
日本語にするなら「何かを探している最中に、本来の目的とは別のところで価値あるものを見つけること」です。
言い換えれば、「偶然を偶然として無視しない力」「偶然を何かに関連付ける力」とも言えます。
実は歴史上の偉大な発見や発明は、このセレンディピティによって得られたものが少なくありません。
例えば、物理学者アイザック・ニュートンは、リンゴが木から落ちるという何気ない現象から
「万有引力」を閃いたと言われています(諸説あるようですが)。
他にも、航空機用レーダーの開発をしていたパーシー・スペンサーは、
レーダーの実験をすると必ずポケットのチョコが溶けていることに気がつきました。
これを応用して開発されたのが「電子レンジ」です。
このように、ともすれば偶然として見過ごしてしまうような出来事を、
何かに関連付けることで新たな発見が生まれるのです。
そしてその偶然とは、何も特別な体験である必要はなく、日常の中からすくいとるものです。
そのために必要なのが、日頃からあらゆる方向にレーダーを張っておくことです。
セレンディピティという力は、驚き、感動することで磨かれていくものなのです。
以上が、ラテラルシンキングに必要な3つの力です。
ラテラルシンキングの鍛え方2選
このような力が必要となるラテラルシンキングですが、
もちろんすぐに使いこなせるものではないと思います。

どうやったらトレーニングできるの?
という方のために、ラテラルシンキングの鍛え方を2つ紹介します。
- 3つの視点に立ってみる
- 日ごろから意識して実践する
3つの視点に立ってみる

自分の考え方を持つことはもちろん大事ですが、
どうしても思考のクセにはまってしまうことがあります。
そこで効果的なのが、3つの視点で考えることを意識することです。
3つの視点とは、「自分の視点」「相手の視点」「第三者の視点」を指します。
立つべき視点を変えるだけでも視野が広がり、柔軟な発想が期待できます。
日ごろから意識して実践する
これは、ラテラルシンキングだけに限った話ではありませんが、
使う頻度・実践する機会が多ければ多いほど力がついていきます。
「仕事のためのものだし」と切り離してしまうのではなく、
日常生活でも「こういう場合、ラテラルに考えると」という感じで、
積極的に使ってみましょう。
考えるだけならだれにも迷惑は掛かりませんし、
ラテラルシンキングが習慣づけば、本当にビジネスの場で必要となった時でも
スムーズな活用ができるでしょう。
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まとめ
今回は、「ラテラルシンキングに必要な3つの力」について紹介しました。
- 疑う力
- 抽象化する力
- セレンディピティ

これから自分も鍛えていけそうな力だね!

そうです!
3つの力は、意識するだけで誰でも鍛えることができるものなのです
3つの力を鍛えて、ラテラルシンキングのベースを身につけましょう。
以上、凡才でした。
よろしければ次の記事もご覧ください。
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