【あなたはどのタイプ?】タルムード説話「難破船の3人の乗客」の教訓

難破船の3人の乗客 お金

こんにちは、凡才です。

ユダヤの民の世界的成功を支える秘密、「タルムード」の説話を紹介するシリーズです。

前回の「キツネとぶどう畑」でタルムードがどういう性質の教えか、

ちょっとわかっていただけたのではないでしょうか。

キツネにつままれたみたいでまだ納得してないけど…

うまい(笑)

今回は「難破船の3人の乗客」という説話です。

この記事がためになる人
  • とにかく慎重にものごとをすすめたい人
  • 投資やビジネスでリスクの向き合い方に悩んでいる人

あなたは3人の乗客のどのタイプでしょうか。ぜひ最後までお付き合いください。

参考書は以下です。

ユダヤの教え タルムード 説話集
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「難破船の3人の乗客」のあらすじ

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早速、あらすじを見ていきましょう!

難破船の3人の乗客 1

ある時、船が嵐にあってフルーツがたくさん実る島に流れ着きました。

船はその島で修理をしてから再度出航することになりました。

船には3人の乗客がいて、それぞれ以下のように過ごしました。

  • 1人はいつ修理が終わるかわからないからと言って、取り残されたら大変だと思い、船から降りなかった(A)
  • 1人は島に降り、船が見える範囲内でフルーツを食べ、修理が終わるのを見て急いで船に戻ってきた(B)
  • 1人は島の奥深くまで進んでいき、お腹いっぱいになるまでフルーツを食べた(C)

あなたならどの乗客の行動をとりますか?

私は慎重派だから、(A)を選ぶかも!

凡才
凡才

「キツネとぶどう畑」よろしく、

第4、第5の選択肢を考えてもいいですが、

今回は3つの選択肢それぞれに結末が書かれています!

さて、あなたなりの決断を考えましたか?

そして「なぜ」その決断をしましたか?

本場ユダヤの親子もここでシンキングタイムを挟むのが慣例とのことなので、

あなたも自分なりの選択と根拠を考えてみましょう。

それではお話の結末です。

難破船の3人の乗客 2

3人の乗客は、以下のような結末を迎えました。

  • いつ出航するかわからないと船から降りなかった乗客(A)は、その後の航海で飢えとのどの渇きに耐え切れず死んでしまいました
  • 船に近いところでフルーツを食べていた乗客(B)は、お腹一杯ではありませんでしたが、ある程度空腹も解消され、水分補給もできて無事に目的地までたどり着くことができました
  • 船を降りて島の奥まで進んでいった乗客(C)は、満腹になって帰ってきたら船は出航した後で島に取り残されてしまい、生涯そこで過ごすことになりました

無事に目的地にたどり着けたのは(B)だけってことか

凡才
凡才

ここから見えてくる教訓はなんでしょうか?

冷静にリスクを計算して判断しよう

calculator

この説話が伝えてくれるのも「適切なリスクをとる」ということです。

基本的に、物事にはリスクがつきものです。

かといってリスクを恐れてばかりだと、リターンも得られません。

この説話の3人の行動は、リスクのとり方によって違いが出ています。

  • リスクを全くとらず、船から一歩も下りない(A)
  • 取り残されるリスクとお腹を満たせるリターンを鑑み、冷静にリスクをとる(B)
  • リスクを楽観視して、リターンを追い求める(C)

結末を見るとわかるように、無事に生き残れたのは

リスクを少しだけとった(B)でした。

つまり、タルムードの教えとしては「適切なリスクをとること」を推奨しているのです。

適切なリスクという考え方は、ビジネス・投資でも欠かせない考え方です。

このような世界ではリスクとリターンは切っても切り離せません。

できることは、「致命傷にならない範囲でリスクをとる」ことなのです。

凡才
凡才

ユダヤ人にはビジネスで成功している人も多いことから、

この教訓の普遍性が伝わりますね

「致命傷にならない範囲のリスク」ってどこまでだよ!

と思われる方もおられるかもしれません。

リスクの許容度はその人の状況によって個人差があるものですが、

一般的な指標として、以下のような考え方が使えます。

  • うまくいかなかったとしても命の危険がない
  • うまくいかなかったとしても生活が破綻しない
  • うまくいかなかったとしても健康を害さない
  • うまくいかなかったとしても人間関係が壊れない
凡才
凡才

上のような特徴に当てはまらない程度のリスクであれば、

最悪ことごとく想定と真逆の結果になったとしても凹むだけで済みます

いくらでも再起できるので大丈夫!

ちなみに、(A)~(C)以外の選択肢を思いついた方はおられますか?

例えばですが、以下のような行動もありですね。

その他の選択肢
  • 修理が終わったら合図をしてくれ、と船員に伝えてから上陸する(保険をかける)
  • 上陸しなければとれないフルーツはほどほどで切り上げて、船の近くにいる魚を狙う(リスクの分散)

特に正解、不正解が決められるわけではないですが、

意外とこういうある種の「ずる賢い」発想をできるかどうかが問題を解決するカギになるときもありますので、

日ごろから訓練をしておきましょう!

ずる賢い考え方については、以下の記事も参考になります。

まとめ

今回は、タルムード説話「難破船の3人の乗客」の教訓を紹介しました。

難破船の3人の乗客

難破した船で修理期間中の3人の乗客のアクションとその結末

「適切なリスク」をとろう

でも、いざその場になるとなかなかリスク取るのって勇気いるよね

凡才
凡才

そうなんです!どれだけ小さくてもリスク取るのは勇気がいるんです

だからこそ少額の投資や副業などでリスク感覚に慣れておくと、

いざというときにリスクを恐れすぎることなく行動できます

投資や副業については、以下の記事も参考にしてください。

以上、凡才でした。

よろしければ次の記事もご覧ください。

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